朝日新聞の夕刊に「人生の贈りもの」という著名人の半生聞き書きインタビューみたいなコーナーがあって、きたやまおさむが出ていた(今日で終わったけど)。内容には敢えて触れないけど、今日なんかとてもいい話をしていたぞ。

もちろん、きたやまおさむこと北山修は「ザ・フォーク・クルセダーズ」の創設メンバーなんだが、その後、精神科医になって、日本でも有数の精神分析学者になってしまったという素晴らしく魅力的な人である。

で、個人的には1970年代後半にオレが高校生だったころ、彼は「自切俳人(ジキル・ハイド)」という名前でラジオのオールナイト・ニッポンのパーソナリティーをやっていた。これが毎週楽しみだったんだよなあと記事を読みながら思いだした。朝日の記事でもその辺の話出るのかナと思っていたんだが、流石にそれは無かった。ちょっと残念。

丁度その頃の話で覚えていることがある。1977年、太平洋上でネッシーみたいな物体をトロール船が引き揚げて、まぁのちにこれはウバザメの腐ったヤツだとわかったんだが、当時は「ニュー・ネッシー」などと呼ばれて、メディアはだいぶ盛り上がっていた。で、自切俳人は勝手にこれを「ユメカシーラ」と名づけ、海獣LOVEみたいなニュアンスで同名の曲なんか作ったりして遊んでいたのだった。

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あと「風に消えたあいつ」「世界は君のもの」「来てよキャプテン」とか自作のヘンな歌をいっぱい流してて素敵だったなあ。ま、別にそれがどうしたという話ではない。ちょっと懐かしくなっただけの話。