中野重治に「わたしは嘆かずにはいられない」という詩があって、もちろんそれは戦前の時代における左翼の立場からの体制批判であるわけだが、なんだかエライ人にみんながひれ伏しているような昨今の状況――それはまさに国家の最上層部からオレの仕事場の周囲5メートル圏にいたるまで場所を選ばないワケであるが――をみていると、これは別に昔の話じゃあないだろうが、という気もする。

これについてはなんか前も書いたような気がしないでもないが、以下、さわりの部分を貼っておく。自分の主張を支える文脈で「引用」するのであれば著作権法上も問題はないと聞くので(嗤)。

わたしは嘆きたくはない わたしは告発のために生まれたのでもない
しかし行く手がすべて嘆きの種であるかぎり
わたしは嘆かずにはいられない 告発せずにもいられない
よしやヒネクレモノとなるまでも
しかしわたしはいう わたしは決してヒネクレではないと