こないだ買ったクルマにはDIATONEサウンドナビ(NR-MZ300-BIN-3)が搭載されている。で、渋滞など道路情報については通常、例のVICS(道路交通情報通信システム)からデータを取り込んでいるワケだが、このナビはVICSに加えてスマートループも利用できる。

スマートループというのは、簡単にいうとパイオニアの旗振りで始まったプローブ型情報サービスで、走行中のユーザーからのデータを集計することで独自の渋滞情報を提供してくれるシステムである。

ちなみに、スマホなどでカーナビ用に使えるグーグルマップやYahooカーナビといったアプリも、当然ユーザーのデータを吸い上げて渋滞情報を打ち返してくるので、原理的には同じものといってよいのだろう。で、おそらくそのユーザ数というのはこういうアプリの方が圧倒的に多いだろうから、精度的にはカーナビアプリのほうがかなり優秀なのではないかという気もするが、まぁ車載カーナビをメインに使うという前提でいえば、ここでリアルタイム情報の入ってくるルートが一つ加わるというのは悪いことではない。

さて、ここまでの話でおわかりのように、スマートループを使うためにはクルマと外部との双方向的なデータのやりとりが必要になってくる。そこで一番簡単なのは「ナビをWifiでケータイにつなげて、ケータイがテザリングで外部と情報をやりとりする」というやり方であろう。ただ、オレのiPhoneSEはとりわけiOS13導入以降バッテリーが酷く劣化してきており、バッテリーに負担をかけるテザリングなどはやりたくない。

そこで今回「FS030W」というモバイルルータを買うことにした。格安simを一枚つっこんでおけば(幸い今HUAWEIのタブレットに入れてあんまり使ってないiijmioのsimが一枚ある)これでナビとWifi接続でき、つまりはスマートループも使うことができる。実売価格はいま1万3000円ぐらいのようだ。

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富士ソフト +F FS030W FS030WMB1 [Personal Computers]

ちなみになんでこれを選んだかというと、これは車載のUSB端子につないでおけばエンジンのオン・オフに連動して電源がオン・オフされる仕組みになっているらしい(一般的なモバイルルータはこういう連動はせず、いちいちスイッチを手動でオン・オフしないといけないのだそうだ)。で、この機種はバッテリーを外した状態でもUSB給電にしておけば動作するので、つなぎっぱなしのカーナビ用ルータとしては実に都合のよい機種らしいのだ(ということをググって知った)。

というわけで、週末あたりに届いたら、これをクルマに持ち込んで接続してみるつもり。うまくいけばよいが。


【追記
 
2020/01/11
本日ブツが届いたので早速セッティング。simを入れて起動すると、iijmioのAPNは自動的に設定されたようで、ちゃんと電波を拾うようになった。このあとクルマに持ち込んでナビに認識させる。とりあえずエンジンのオン・オフと同期して動いているようである。もくろみ通り。