ということで、今日の朝日新聞を見ていたら、愛読していた不定期連載企画「アロハで猟師してみました リターンズ」が終わってしまった。

何度も書いているが、これは天下の朝日新聞で「不良」を気取っておる名物記者が、会社をクビになっても農業や狩猟で食っていけるよう実地訓練をいたしましょうという設定で田舎で野良仕事等に挑戦するサマを描いてきた企画である。

今回筆者は鉄砲で撃ったカモを各方面にプレゼントしたおかげで原稿依頼が増えたゼうっしっし、というような事を書いているが、この記者は実際はけっこう筆力が認められている人物であるようだから端的にいうとこれはウソであるが、しかしそういう偽悪趣味みたいなものをオレは買っている。それこそが「取り澄ましたニセ紳士」という旧来の朝日イメージをぶち壊していくところが面白いということもあるからだ。なので、こういう終わり方はアリだと思う。が、ちょっと寂しくなるな。