2012年01月

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16歳が単独世界一周航海=オランダ少女、最年少記録達成

【シントマールテン(オランダ自治領)AFP=時事】単独世界一周航海の最年少記録樹立を目指してヨットで航海を続けていたオランダ人少女ラウラ・デッカーさん(16)が21日、カリブ海のシントマールテン島に到着し、これまでの最年少記録を約8カ月更新した。
 デッカーさんは昨年1月20日に同島を出発し、途中各地の港に停泊しながら約1年かけて記録を達成した。記者会見したデッカーさんは「航海はとてもすてきだった。時々イルカに会えたりして、たくさん楽しめた。とても幸せ」と話した。(2012/01/23-01:01)

というわけで、ヨットによる単独世界一周を成し遂げたという16歳(しかも女の子!)のニュースが飛び込んできたんだが、うむ、悲しいかな、オレ的には新聞でニュースを見た瞬間、「おぉこいつは凄いぞ」と思う以前に写真をみて「なんと、何故にオランダ娘はこんなに発育がいいのか!!」という感想を抱いてしまったことを告白せねばなるまい。煩悩だな。
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というわけで、以前米アマゾン経由で古本屋に頼んでおいた本が届いた。The Mammoth Encyclopedia of Extraterrestrial Encounters /2001年刊・Ronald D. Story編 である。自分でマンモスとかいってるぐらいだから分厚い。834ページある。厚み5センチ。しかしいつも思うのだが、この手のペーパーバックでこんなに厚いと背表紙のところが折れたりしてすぐ壊れてしまうと思うのだが、あちらの人たちは全然気にしないのだろうか?

ともかく卓上において、パラパラめくってみるというのが正しい用法であろう。
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阪神淡路大震災から17年。こういう話を毎年取り上げるのは新聞コラムのならいであって、今朝の天声人語もやはり例外ではない。が、一読、何か苦々しい思いが胸の底に澱のように溜まるのを感じた。ちょっと引用してみるか。

3・11に「上書き」されることなく1・17が巡り来た▼17年になる。それは、中継される津波と同じ歯がゆさだった。白む空に立ち上る幾筋もの煙、横倒しの高速道路。テレビで見入った惨状を忘れない。異国で何もできない自分が悔しかった

当時は特派員で外国に行っていたのだな、この人は。つまりこの人は、自分は現場にいけずに歯がゆかったけれど、このとき全国から被災地に数多くのボランティアが駆けつけたことは何とも心強かった、と回想してるのだな。まぁそこまではいいが、最後をこんな風にシメるのである。

阪神がボランティア元年なら、こんどは一つ進んだ新年にしたい。消えた命や景色とともに、みちのくに集った無名の善意と教訓を語り継ごう。季節が移れば、潮をかぶった田畑での援農もあろう。受験や就活が首尾よく終わった皆さん、早春の東北はどうだろう。

ボランティアはやっぱり大事だ、受験が終わった若者よ現場に向かえ、と書いてオシマイである。なんなんだろうね、それは。なんでここで若者への呼びかけなのか。オマエがボランティアで行けばいいのではないか。

「阪神淡路のときは現場にいけず残念だった、でもあれから日本人もボランティアに目覚めて、それはそれでとても良いことだった」という話だったよね、流れ的には。だったら最後は、じゃオレも60歳近くになって(想像w)体にガタがきてるけども、今回は日本にいることだし現場にボランティアで乗り込んで頑張るゾというのがスジではないのか。なんでヒトサマに「おまえらボランティアに行けよ!」とか説教してオワリなのだ?

改めて言うまでもなく、ボランティアというのは自発的に行う行動をさす。いま助けを求めてる人がいると思ったら、まず自分自身が動く。それがボランティアのアルファでありオメガだ。だがこいつは、「これは大事なことだ。だからオマエ動け」とか偉そうに言う。

つまり、オレサマは天下の朝日の巻頭コラムを書く仕事があるので、ボランティアで休職なんかしてるヒマはないし、泥被って肉体労働するような身分でもない。オレサマは号令を発する立場なのでこれでいいのだ、とでもお考えになっているのだろう。

バカバカしい。この筆者が何歳ぐらいかはしらんが、仮に定年前の50代だったとしても現場で十分働けるぞ。被災地では60、70代の爺さんたちだって必死で頑張ってるんだ。偉そうにボランティア論を語るのであれば自分でまず行け。話はそれからだ。


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前々からいささか疑問に思っているのだが、なんでアイドルタレントには元ヤンキー(といわれる人)が多いのか。特に女性だな。男でも(いまやアイドルというにはトウが立ってしまったが)SMAPの中居とかいるけどね。

最近だと佐々木希とか武井咲がそうだとか言われているが、このあたりはルックス的にはアイドル界でも相当クラスが上のほうだと思うので、なおさら「なんで?」感が漂うのだった。まぁ全然美人だとは思わないが、ちょっと前に出てきた木下優樹菜みたいにハッキリ元ヤンを公言してる人もいるし。

もちろん昔からヤンキー→アイドルというコースはあったようで、キョンキョンとか工藤静香がそうだとかいう話もよく聞いたなあ。別に統計的なデータがあるわけじゃないんだが、「国民全体にしめるヤンキー率」と「アイドルタレントのなかのヤンキー率」を比較すると、どう考えても後者の比率が高いように思われるのだった。もちろんあなたの住んでる場所によっちゃ、「え? オレの地元のヤンキー率は8割超だヨ!」みたいな人もいると思うので、これはなんとなくの印象論に過ぎないのであるが。

で、オレの直感が正しいとして、じゃあこれはなぜなのか。ひとつ仮説を考えてみたのだが、こういう現象の背景には「日本的イジメ社会」があるんじゃないか?

よく言われることだが、この国では「まわりと違う」人間がイジメられる。とにかく他の人間と違う人間は狙われるのである。で、おそらく人の見た目というのはイジメに直結する。さて、そうすると並外れた美形の少女は、日本社会にあっては小さいころからイジメの対象となる可能性がきわめて高いのである。「なによあの娘、ちょっと可愛いと思っていい気になって。ちょっとしばいてやる必要があるワ」ってなもんである。

彼女としてはこれは理不尽な状況である。どうするか。逃げるとか登校拒否する、とかイロイロ手はあるんだが、オレの勝手な推理によれば、そういう美少女は小さい頃からカワイイカワイイといって育てられてきたので、総じて自尊心が高い。逃げたくはない。となると「くそー、じゃあいじめてる連中の上をいくワルになったるわい!」といって、自らヤンキーワールドに飛び込んでいく可能性も相当高いのではないか?

で、芸能界というのは、元ヤンキーだろうがなんだろうが並外れた美少女であれば全然OKなので、そういうところでくすぶっていた少女はやがて華々しくデビューするのだった。というわけで、おそらくは日本的な陰湿なイジメこそが元ヤン美少女タレントを生み出す土壌となっているのだろう。グローバル時代とかなんとか言われるが、日本もこういうところから根こそぎ変わっていかない限り、つまりはあと20年か30年かはワカランけれども、こういう現象はなお続いていくというのがオレの見立てである。

※もっとも、ここでは彼女たちが整形している可能性とかそういうのは全然考慮いれてないから、そこんとこはよろしく。


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いぜん尾崎豊をイマドキ持ち上げる感覚は如何なものかということを書いたことがあるが、成人の日の朝日社説もなんか「尾崎をみならえ」みたいなトンチンカンなことを言い出して失笑をかっているそうな。

ツイッターで佐々木俊尚氏が語っていることがポイントをついているのでいろいろ言わないが、天声人語同様、何か上から目線で見当違いの訓辞を垂れてしまう、というのはどこか朝日の骨身にしみついた悪癖といわざるを得ないのだな。
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ちょっと前、ツイッターで@magonia00さんがジェローム・クラーク「The UFO Encyclopedia」について言及しておられるのを見て「あぁこういう本もあるんンか!」と思い、念のためamazon.comでレビューなどみたまわったら、同名の本でジョン・スペンサーが書いたのがあるんだが、「スペンサーのよりはクラークのほうをおすすめする」みたいな意見もチラホラ。

そっかそうかスペンサーの本はもってるが(詳細後述)あれより上等か、パラパラ眺めるにはよさげな本だし、1万2千円ぐらいするがエーイままよ、自分へのクリスマスプレゼント&お年玉だッ!とアマゾン・ジャパンで注文をしたのが昨年末のこと。それが届いた。邦訳すれば「UFO百科事典」ということになると思うのだが、2巻本で計1178ページ。判型は何というか知らんが「アトラス地図帳」的な大きさで相当デカイ。なんかアメリカン。

とりあえずヴァレとキールの項をチラ見。はた目には同じ穴のムジナとみられがちな2人ではあったが、さすが天下のジョン・キール、ときどき自ら予言なんかもするというナイスガイで、ヴァレは「あんな証拠もナシに吹きまくるヤツと一緒にすな!」とばかりにキール批判をしてた、とかなかなか愉快なことが書いてある(たぶん)。

ちなみにスペンサーの「The UFO Encyclopedia」は、いつだったか俺も安いペーパーバックで買ったのだが、パラパラ眺めたら如何せん何やらお手軽にでっち上げました的感触がぬぐえなかったこともあり、今は本棚のどこかで静かに眠っている。で、確かこのスペンサー本は今は亡き志水一夫氏の監修により「UFO百科事典」(原書房、1998/07刊)として邦訳されたんだが、当の志水氏自身が「あんまりいい本ではない」 とかネガティブなことを言っていたような記憶もあり、俺的には駄本イメージがしみついてしまった不幸な1冊である。今回改めて調べてみると、この志水氏、「夜帆。@楽利多マスター」名義で書いていたアマゾンリストマニア「@【 UFO事典 】 大集合―検索では見つけにくいものも集めてみました」の中でスペンサー本にこんなコメントをつけている。

監修者あとがきはUFO事典の歴史 (^^;)。同文中に 「編集者」 とあるのは 「編者」 の誤り (編集者の改竄です (つ_;)。装丁は最高の本 (^^;;)。

なるほど何か奥歯にモノがはさまってる感はあるが、これは貶しているのだろう。どうしてそういう本にかかわったのか。大人の事情というヤツだろうか。「監修者あとがき」だけは読んでみたいが、理由はその辺に書いてあるのかもしれない。なお、同じリストマニアの中で、俺が今度買ったジェローム・クラークの本についてはこうコメントしている。

【 オススメ 】 全面改訂の2巻本 (分売不可)。基本的に増補版ですが、3巻本にあってこちらでは削られた記述も少しあります。

この本のオリジナルは3冊本だったということらしく、加えていうと別に1巻にまとめたバージョンなどもあるらしいのだが、ともかくこの2巻本バージョンは悪くない、ということであろう。

それからもう一つ。志水氏のこのリストをみると、類書としてロナルド・ストーリーが書いた「The Mammoth Encyclopedia of Extraterrestrial Encounters」という本も挙げてあってこの本は激賞している。

【 イチオシ 】 同上別版。巻頭のカール・セイガンへの献辞が無く序文が別稿で図版がやや小ぶりなものの、中辞典サイズで使い勝手が良い上、何と言っても↑の版には無い索引が付いているのが便利

こっちもいろいろとバージョンがあるみたいだが、とりあえず志水先輩が「イチオシ」というので勢い余って、米アマゾンで売ってる古本をついついポチってしまった。送料のほうが高くて計20ドルほど。まぁ何にせよ有り難きはこういう先達の存在であるわけで、つくづく惜しい方を亡くしたものだと思う。


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