2017年08月

というわけで、一部の熱い要望(笑)を受けて増刷した私家版『マゴニアへのパスポート』ですが、夏コミ「Spファイル友の会」での頒布に続きまして、今回通販を開始することにしました。

IMG_1305

1冊2200円(送料込。前払い)。A5判・398ページ。こちらに申し込みページを置いておきますので、メールフォームにご記入の上、申し込み下さい。

なお、申し込みページにも書いておりますが、今回のバージョンは本の内側のとじ込み部分(いわゆる「ノド」の部分)が狭くなってしまったため、若干開きづらい&読みづらいかもしれません。その辺はご理解のうえ、申し込んでいただければ幸いです。

売り切れの際はご容赦ください。

このあいだ増刷した私家版『マゴニアへのパスポート』であるが、夏コミ3日目の本日13日、「Spファイル友の会」さんトコで若干部を頒布して頂いた(ちなみにこの友の会では今秋に「UFO手帖」第2号という同人誌を刊行予定だと聞いておる。UFOファンの皆さんにおかれましては乞うご期待)。

で、今回持ちこんだ分は結果的にいえば全部ハケたようである。余るかなーと思っていたのだが、案外であった。お買上げ頂いた方にはこの場を借りて御礼申し上げます。

通販のほうであるが、今んところは今月20日前後に告知の予定である。@2000円ちょっと予定。

ツイッター(@macht0412)のほうでもつぶやこうと思っているので、いましばらくお待ちください。

きのうユング『空飛ぶ円盤』についてちょっと触れたところであるが、改めてパラパラめくってみるとなかなか面白い。

むろん、ご承知のようにユングというのは曼荼羅がどうだ錬金術がどうだというペダンティックな話が次々に出てくるので、そのへんは適当に読み飛ばしながら、ということになってしまうけれど。

ちなみに前回チラッと触れた「空飛ぶ円盤というものは物理現象と心的現象のはざまにある<共時的現象=シンクロニシティ>ではないのか」という主張であるが、実際にはこんな風に書いてある(松代洋一訳)。


UFOは実際に物質的な現象であり、未知の性状をもった存在なのである。おそらく宇宙からやってきて、かなり以前から人類に姿をさらしながら、それ以上これといった関係を地球や人類とはもっていない。しかし、最近に至って、人間が空を見上げるようなとき、一方では宇宙旅行の空想から、他方では、いわば、いたく脅かされている地上の生活のために、無意識内容がこの不可解な空中の現象に投影され、当の現象の一向にあずかり知らないような意味を帯びることになった。第二次世界大戦以後、とくに頻繁に現れているようだが、それは共時的現象、つまり、意味上の一致であると考えられる。


うーん、いいですねー。

あと、この本のなかでは「絵画におけるUFO」という章があって、画家のイマジネーションの中にもUFO的なものは忍び込んでいるのだ的なことが書いてある。これはこれでまたワケのわからん話がいろいろ出てくるのだが、それはともかく、ここではそんな作品の一つとして、E・ヤコビー「火の種播き」という作品に分析が加えられておる。これが何故かとても印象に残る作品なのである。

ちなみに『空飛ぶ円盤』にはモノクロ写真しか載っていないのであるが、検索をかけたところカラー・バージョンの画像を発見したので、ここではそれを貼っておく。カラーでみると、なおインパクトがあるなあ。

El sembrador de fuego
 THE FIRE SEEDER, ERHARD JACOBY, 1954


【注】ちなみに画像の載っていたサイトというのはスペイン語だったので例によってグーグル翻訳のお世話になったら、何だか人権団体の主張みたいなことが書いてあった。この絵は単なるカットとして使われただけのようであった



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

ブログというのは随時更新し続けなければ誰も見にこないという話があるので、先月末であったか、一週間ほどガンバって続けて書いてみたら若干訪問者が増えた。

増えたけれどもサボってしばらく放置したら、また元にもどって閑散としはじめた。なるほどそういうことなのだなあと改めて思った。

ま、そんなことはどうでも良いのだった。今回はカール・グスタフ・ユングの著書「空飛ぶ円盤」について。

空飛ぶ円盤 (ちくま学芸文庫)
C.G. ユング
筑摩書房
1993-05



よく知られているように、ユングはUFO問題にとても関心をもっておった。そこで最晩年に書いたのがこの本なのだが、極めて単純にいってしまうと「空飛ぶ円盤が物理的な実体としてある可能性は否定できないわけだが、ある種の心的現象として理解することもできるよネ。オレはそういった心的現象としての円盤を論じてみるワ」という本なのであった。

もちろんユングはお得意の「シンクロニシティ」――因果関係で結ばれているわけではないけれども「意味はある」偶然、という禅問答的な概念である――も持ち出していて、つまりUFO現象においては外的事象と人間の精神がどっかでリンクしている可能性も示唆している。なかなか深いものがある。

だが今回は、ユングのUFO論を論じようというワケではないのだった。この本の注釈などをみると、ユングはけっこういろんなUFO本を読んでいることがわかる。なので、今回はそういう本を列記して「ユングも好きだなあ」というのを実感してもらおうと思ったのだった。

しかし、ここに出てくるキーホーの本なんかは有名なので翻訳されてンだろうなあと思ったら、出てないみたい。「未知なるUFO」という本しか訳されてないようだ(ググってみると原題は「Aliens From Space」とのこと)。意外である。


■Edward J. Ruppelt「The Report On Unidentified Flying Objects」(1956)

未確認飛行物体に関する報告
エドワード J. ルッペルト
開成出版
2002-03-30

 
■Dobnald Keyhoe「Flyng Saucers from Outerspace」(1953)

■Dobnald Keyhoe「The Flyng Saucer Conspiracy」(1957)

■Aime Michel「The Truth about Flyng Saucers」(1957)

■Harold T. Wilkins「Flying Saucers on the Attack」(1954)

■Edgar Sievers「Flying Saucer über Südafrika」(1955)

■Gerald Heard「Is Another World Watching? The Riddle of the Flying Saucers」(1950)

■Orfeo M. Angelucci 「The Secret of the Saucers」(1955)
 


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

↑このページのトップヘ