というわけで、虚構新聞。あまりに愚かしく腹立たしいものに対してはストレートに怒るというのも大事だが、時と場合によっては皮肉とか辛辣なジョークのほうが有効ということもあるわけで、そういう意味で、このニセ記事「就職したい企業ランキング 1位は東京電力」というのは出色である。

学生を対象に「就職したい企業はどこか」という調査をしてみたら東電が1位に躍り出た、という想定の記事なのだが、曰く
福島で起きた原発事故での対応を受け、「日本中に放射性物質をぶちまけるという、世界的に類を見ない『レベル7』の原子力事故を起こしても給与据え置きのうえ、さらにボーナスを支給できる社員思いの企業体質」「電気料金を値上げすればいくらでも損失補てんができる企業財務の安定性」「企業批判に対して『計画停電』で対抗できる攻撃性」などが、就活生から高く評価を受けたとみられる。


こういうセンスは大事だ。