2011年11月11日。

今日は、あとから振り返ると意外と「日本の将来を決めた日」ってことになるかもしれないな。

その1。TPP交渉参加へ

これはもういろんなとこで言われてることだけれども、普天間問題に象徴される日米同盟関係のきしみをチャラにするために、日本の農業その他を人身御供として差し出して、アメリカ様に「へへーごもっとも」と頭を下げるセレモニーじゃないのか、という疑念がぬぐえない。まぁ財界様の歓心を得ることもできるという副産物もあるから、野田首相としてはコレ一択だったんだろうね、ちと哀しい。

その2。巨人軍の清武代表がナベツネ「告発」会見

「コーチ人事に力ずくで介入しやがってコノヤロー」という話なんだが、これまでは大メディアを率いるボスの横暴に対しても「……泣く子と地頭には勝てねーよな」と当事者はハラに怨みを呑み込んでいたワケで、そういう意味ではこの発言は衝撃的である。ま、昨今のマスコミの権威失墜の背景には、メディアが自らの無謬性を強引に言い募ってきたことへの反発もあるだろうから、「そらみろ!」という流れになるのは必定。加えて受け手の側がネットというツールを手にして声を上げることが容易になっている今、これはまさに「蟻の一穴」かもしれない(ま、巨人絡みでいえば過去には「江川問題」とかもあって、これは何とか誤魔化して今に至ったという歴史もあるけれど今回はどうなんだろう)。

で、実はこの2つの問題は絡み合ってもいて、つまり新聞が独禁法適用除外の「聖域」になってたり、あるいは記者クラブのインナーサークルが報道を牛耳ってきた状況がこのTPP交渉のプロセスで激変してしまう可能性もあるわけで、加えてこういう「内部告発」まで出てくるとなると、既存マスメディアの斜陽化はいよいよ不可避かもしれない。

良い悪いというレベルを離れていえば、農業の衰退やら、既に指摘されてる医療やら保険業界やらの市場化という問題に加えて、こういうメディア環境の変化というのも一気に進むのかもしれない。さて、日本の明日はどっちだ?