カテゴリ: 小林朝夫さん

小林朝夫サンの創作字源シリーズであるが、今回は

「県」

である。例によって引用してみる。

古代中国においては、自分たちの「県」を守るために、他の県との争いが絶えなかった。

  (中略)

そんな中、隣県との戦争に勝利したある県の長が、二度と自らの県を襲ってこぬよう、部下達に残虐な命を与えた。
「相手の兵士の死体から、一つ残らず首を切り落とせ」
こうして、戦争に敗れた県の兵士の亡骸の首は次々に切りおとされた。

  (中略)

長の指示はこれにとどまらない。部下たちは、さらに首を逆さまにして木の棒を突き刺すように命ぜられた。

  (中略)

「県」とは、「首」を逆さまにして、そこに「一本の棒」を突き刺した形を表している、怖ろしい漢字なのである。

今回の朝夫説も部分的に正しいところはあるんだが、ほとんどがトンデモである。以下、例によって白川静先生の『字統』などに拠って解説させていただこう。

「県」の元の字は「縣」である。で、「縣」という字は「県」と「系」というパーツにわかれるのだが、「県」というのはもともとこの下側の「小」の部分が「巛」になった字で、つまり逆さまにされて髪の毛が「巛」みたいに垂れ下がっている首、を示していたのだった。つまり、朝夫も正しいことを言っているというのは、「県」とは逆さまになった「首」である、という点にかぎってのことである。

ところがあとは全部ダメ。

話をもとに戻すと、「縣」の字のもうひとつのパーツである「系」というのは、木の枝などにかけるヒモをいう。そうすると「縣」全体では「木にヒモで吊された生首」という意味になる。で、それがいつのまにか「上のほうからかけてぶらさげる」という意味に転じた。同時に「懸」の字を用いるようになって、今では「懸ける=ぶらさげる」という表現をみんな使っている、という次第。

では「縣=県」の字がなぜ行政単位のことも示すようになったか、については定説がないようなのだが、一説に、諸侯が争っていた時代、敵将をたおした者はその土地の住民にむけて「わかったか、これからこの一帯はオレのものだからな」という意味で当地の首領の生首をつるしてみせたから、という説があるらしい。その支配地域=県になった、という話だな。


さて、ここから朝夫の珍説の検証にもどる。

まず明らかにヘンなのは、「県」=「さかさまになった首の字」+「たての棒」というロジックである。これは上に述べたような漢字の成り立ちからいって、「たての棒」なんてものは全然関係ないのでウソである。

あと、これは根源的な疑問なのだが、およそ文字などというものは多くの人に認知されることによって発生するものであろう。つまり、「え、何でこの字がそんな意味になんのよ?」という素朴な問いにたいして、「いやそれはかくかくしかじかで・・・」といって、それなりにリクツが通って、それではじめて文字はみんなに認められていくんではないだろーか。つまり、「たまたま或る地方でおきた一回限りの偶発的な事件が、ある漢字の成り立ちを決めてしまう」というようなことは多分ないと思うのだ。

となると、朝夫説が成り立つためには、「ある時代の中国では相当に広い地域において、殺害した敵の兵士の首を全部切り落としては棒に刺す風習があった」と仮定せねばなるまい。しかしそんな話があるんだろうか?
朝夫は、勝った連中は木の棒のささった生首をひきずりながら町を示威行進した、とシュールなマンガみたいなことまで書いているんだが、そんなものひきずって歩いたら10メートルもいかないうちに首はとれてしまうのではないか、などと余計な心配までしてしまうぞ。そんな妄想めいたストーリーよりは、まだ「みせしめに吊された敵将の生首」みたいな説明の仕方のほうが百万倍説得力があろう。

ま、もちろん「県というのはさかさまになった生首」ということでいーじゃん、あとは全部ウソだって、という方もおられるだろうが、この男が「むかしは国語塾の人気講師だった」とかいって威張っている以上、そういうインチキを許してはいけないと思うのだった。


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ここまで見てきたように、この本における小林朝夫サンの話法というのは、或る字義解釈にかんして言われていることをヒントに、話を1万倍ぐらいに膨らませて話を面白くする、というものである。

今回もまた、そのパターンが如実に表れている事例として

「民」

という字についての彼の説明をみてみよう。

古代文明において、奴隷の労働力は必要不可欠であった

  (中略)

しかし、歴代の王たちは奴隷の扱い方に悩んでいた。足に鎖をつけて逃げられないようにすれば、鎖が足を傷つけてしまい、かえって労働力が落ちてしまう。また、手錠をかければ当然うまく物が運べない。

  (中略)

ある日、王が忠誠心の強い側近に、どうすれば奴隷をうまく飼いならせるかと相談したところ、側近はこう答えた。

で、どう答えたかというと「奴隷たちの片目をつぶしなさい。自分は右目が見えないのだが、簡単な作業ならできるし、走ろうとしても視界が狭くてうまく走れない。相手の攻撃が見えないので戦う気力も起こらないよ」。で、

次の日、奴隷たちの鎖は早速外された。その代わり、右目が見えなくなるよう、針で一人ずつ目を刺された。

とまぁ朝夫サン、見てきたようなことを書いている。まぁいいや。例によって白川静『新訂 字統』が「民」についてどう書いているか見てみよう。確かに

目を刺している形。一眼を刺してその視力を害し、視力を失わせることをいう。

とある。頭の弱い方は「なるほど小林センセイの言う通りじゃないか」と早合点してしまいそうだが、しばし待たれよ。白川先生はこんなことも書いているぞ。

古代には異族の俘虜などが奴隷化されることが多いが、それは神の徒隷臣僕として、神にささげられるもので、そのとき障害を加えることがあった。のちその語義が拡大されて、新しく服属した民一般をも、民といった。

民の起源は、もと神につかえるものとして、その目を突き刺して視力を失った者である。楽人などもみな瞽師(引用者注:盲人の楽師のこと)であった。

おわかりだろうか。

古代の国家では祭祀というものはとても大事なものであって、神に奉仕する奴隷みたいな人々が必要だった。そこには「神にはべる役目を果たすには、ある種の身体障害をもった、たとえば盲人がふさわしい」みたいな観念があったのだろう。この辺、日本のイタコに盲目の人が多かったことを連想させたりもする(もっとも目の悪い人だってできる職業として彼女たちはイタコを選ばざるを得なかった、みたいな見方もできようが)。

で、そういう盲人=神に仕える者をどうやって調達したかというと、捕まえた異族を連れてきて、その人間の目をつぶして奉仕させる。そういう仕組みがあったからこそ「服属して目をつぶされた人」=「民」という漢字が生まれ、のち、別に目をつぶされてなくても「服属した人」であれば「民」ということになった、そういう話だったのである。


さて、こうやって真相がわかったところで改めて朝夫サンの文章を読んでみると、やっぱり話を作ってしまっていることがわかる。

朝夫サンは「奴隷をおとなしく働かせるにはどうしたらいいか、困った困った」と悩んでる支配者が、「ああそうだ、片目をつぶせばうまくいくじゃん」ということで奴隷たちの片目をつぶすシステムを作り出しました、そこから「民」という字が誕生したのです、というストーリーを展開している。

が、「民の字はもともと人の目を刺してつぶすさまを表現している」というのは正しいとしても、そのあとのエセ歴史小説みたいな部分は全部創作なのだった。では古代中国の奴隷というのは揃いも揃って隻眼だったのか? だいたい「片目をつぶされたら走るのが難しくなるので逃げようとしなくなる、戦えなくなる」なんてリクツが成立するだろうか? 映画「ニューヨーク1997」では隻眼のカート・ラッセルが大暴れしてたが、あれはどうなのだ(笑)。

というわけで、やっぱり白川説の「神に仕える奴隷」に限っての話と考えないと、実にトンチンカンな話になってしまう。ま、いつものことではあるのだが、字典を斜め読みしたぐらいでこんな本をでっち上げようとすると、やっぱりボロが出てしまう。



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小林朝夫サンの『本当は怖ろしい漢字』は信用するに足るか、ということでここんとこ読解作業をしているわけだが、まぁたった2件を調べた段階ではあるけれども、これまでのところで言えるのは「この本はデタラメ」ということであった。今回念のため、その世界の権威である白川静の『新訂 字統』にも当たってみたのだが、「『七』は切腹でハラワタがはみ出した様子を表している」とか「『童』は犯罪を犯した子どもを指す」とかいったようなことは一切書いてない。

確かに「七」は「切」という字の原型であるとか、「童」は刺青を入れられた犯罪者を指すとか、まぁそこら辺は本当のことのようなのだが、彼はそこからイキナリ妄想を膨らませてしまい、「じゃ、この七の曲がったトコは、切ったトコから何か飛び出してる、っつー意味じゃネ? あ、腹切りで飛び出した内臓かYO!」とかいってデタラメな字義を創作してしまうのだった。

で、思うのだが、この人はかつて国語塾の教師をしていたという。自称ではあるが「国語の神様」とか名乗っていたらしく、ま、自分なりに塾の仕事にそれなりの手ごたえがあったのだとしたら、それはおそらくこの本とおんなじ手をつかってガキの歓心をかっていたということなのだろう。

つまり、どうということのない話を百万倍膨らませて面白くする。ガキはとりあえず「おもしれえなー」とかいって関心を示す。じっさい、アマゾンレビューとかみるとまったく疑うこともなくこのデタラメ本を褒めちぎっている人たちがいるワケだし、ましてやそこいらのガキだったら手もなく騙されてしまうのは必定。

しかし悲しいかな、そこで語られていることはウソ八百。つまりこの人は「学ぶ」ということの何たるかを全く知らずに塾講師をしていたのだ。言うまでもない、本当のこととは何か、真実とは何か、そこんとこを誤魔化さないで真面目に詰めていくのが「学ぶ」ということなのだから。

「雀百まで踊り忘れず」というか、この人はそこんとこ未だ全然進歩のないままで、今は「予言者」を気取っているらしい。
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さて、「小林朝夫サンの『本当は怖ろしい漢字』のアラを探してみよう」の2回目(おっと勝手にシリーズ化してるがナw)は、彼が本の中で二番目に取り上げている

「童」

の項目を検証することにする。

例によってまずは朝夫サンの文章を引用してみようと思うのだが、彼は厳かにこう宣言する。

元来「童」というのはただの子どもではなく、「悪い子」を表す字なのだ。

ふむ。われわれは「童」というのは単なる「子ども」のことだと理解しているわけだが、「それは違う」と朝夫サンは言い張る。それはあくまでも「悪い子ども」に限って用いられる漢字である、というのだ。で、以下にこんな説明が続く。ちょっと長いが我慢せられよ。

「童」は、「辛」という字と「重」という字を縦に連結させた字で、意味は「辛くて重い」というものになる。

だが、子どもの場合はまだ未来に可能性が残されているので、いきなり死刑になることは少なかったという。

では、罪を犯した子どもをどうしたかというと、誰が見ても犯罪者であることが分かるよう、両目の瞼の少し上の部分に「辛(入れ墨用の針)」で、横長の棒の形の入れ墨を入れ、罪を犯したという刻印を負わせた。

(中略)

つまり「童」とは「子どもの罪人の証」なのだ。

部分的には正しいことも書いてあるようだ。たとえば「辛」という字であるが、白川静博士の『字統』によれば、これはもともと「奴隷や罪人に入れ墨をする道具」だという。それはおそらく確かなことなのだろう。だが、それ以外の部分はほとんどが眉唾モノだ。

とりあえず検索をかけたところ、共同通信社で長年活躍された超一流の文芸記者、小山鉄郎氏が「童」の文字にかんして記した文章がネットにアップされてたので以下にそれを引いてみる。ちなみにこの方は、白川静氏の仕事を紹介する紹介本なども出しておられる。

「童」はもとは男性の罪人を表す文字でした。古代文字形は少し複雑ですが、上から「辛」「目」「東」「土」を合わせた字形です。

犯罪を犯した男性は目の上に入れ墨をされたのです。もともと受刑者を意味する字ですから、奴隷となり「しもべ」の意味にもなりました。

受刑者は結髪が許されず、その姿が髪を結わない子どもたちと似ていたので「わらべ」の意味ともなったのです


つまり名記者・小山鉄郎氏は次のように語っているのである。

むかし犯罪をおかした男は目の上に入れ墨をされた
  ↓
そうした男たちは「童」と呼ばれた
  ↓
ちなみにそうした男たちは髪を結うことが許されなかったので見た目的にはそのあたりの子どもとよく似ていた
  ↓
こんな経緯から、「童」という字は「子ども」を指し示す字に転用されていった


どうであろう。

字形についても朝夫はこれと若干違うことを書いているんだが、ま、その点は措いておこう。問題は、ここには「犯罪を犯した子ども」の話なんて全然出てこないということだ。「悪いことをしたので入れ墨を入れられてしまった大人は<童>と呼ばれておりました」という話がまずあって、で、そういう「童」のザンバラ髪が子どもたちに似ていたので、いつのまにか「童=子ども」という風に理解されるようになりました、単にそういう話である。

いや、そもそも朝夫サンは「子どもには将来があるので、多くの場合は犯罪を犯しても殺さず、入れ墨を入れただけで放免されたのだった」みたいなリクツを展開しているが、だいたい「コイツは前科持ち」という証明の入れ墨をほどこされたガキなんて世間からつまはじきにされて更正もクソもないだろう。

この人間の住む世界には、犯罪をおかしたガキにたいして「まだ小さいから十分更正の余地があるよなー。暖かく見守ってやろう」なんてヤツはほとんどいなくて、「こんなガキのくせに悪いやっちゃなー。用心ならねえ!」という人のほうが圧倒的に多いのである(良い悪いは別にして)。人権意識が高まった今だってそんな具合なんだから、古代中国でそんな入れ墨のはいったガキを放免云々なんて話は笑止千万なのである。この男は「作家」とか自称することもあるようだが、人間というものが全然わかってない。

というわけで、今回もあんまり調べていないので断定的なことをいうのはナンなのだが、少なくともここまでのところで言えることは、こういうことだ。天下の共同通信の名物文芸記者の言ってることを信用すべきか。あるいは淫行で逮捕された経歴をもつ虚言癖のある男のほうを信用すればいいのか、ということだ。

結論は明らかであろう。
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「関東大地震近し」とか言って人々の恐怖心を煽ったあげく、そのようなデマを信じ込んで接近してきた未成年をかどわかして性犯罪で逮捕され、最終的にはその容疑を認めて釈放された小林朝夫さんであるが、その後も有料ブログを使って「地震近し」とか全く根拠のない「予知」を続けて世を惑わせているらしい。どうもこういう御仁は徹底的に論破してさしあげないと全く反省をしないようである。

で、しょうがないので、その信頼性をチェックするためにこのヒトの書いた書物でも取り寄せて、この人が信頼すべきヒトなのかどうか一回ちゃんとその真偽を明確にしてやるに如くはないと考えた。既に彼の『富士山99の謎』なる本が出鱈目であることは識者によって指摘されているようだが、オレ自身も別の本を調べてやろうではないかと思い立ち、シャクではあるが、100円ちょっと払って小林朝夫『本当は怖ろしい漢字 特別編集版』(彩図社)というのをブックオフで買ってしまったのだった。ま、平原綾香のCDを買うついでだったので、100円ぐらいいーやというノリではあったのだが。

で、届いた本なのだが、いかにも胡散臭いことばっかり書いてある。いちおう参考文献には白川静とか藤堂明保とか、そうそうたる学者の本を上げている。ちゃんと批判するにはこの辺の本にも目を通さねばならんので、実はそういう批判作業というのは大変なのである。またいずれ機会を改めてちゃんとした批評をして差し上げようと思ってはいるが、とりあえず最初の方を読んで明らかに出鱈目というところを発見したので、とりいそぎ報告しておこう。

冒頭の「七」という文字についての項で、彼はこんなことを書いている。

かつて中国では、皇帝の顔に泥を塗るなどの大失態を犯したモノは、生きてはいられなかった。残された道は自害のみ。腹を十字に切らなければならないのだ。日本でいう切腹である。


その際に「十」の形に切った切り口の下の方から血まみれの腸が外に飛び出してしまう。「十」という字に、飛び出た血だらけの腸の形を付け足したものが「七」なのである。

さらに
天に昇った死霊を弔う行事である七夕。亡くなった者を供養する最初の日は初七日。喪に服すのは七日の二乗である四十九日。

このように「七」には常に「死」がつきまとう。


確かに漢和辞典などを見ると、「七」は「切」の源字だというようなことが書いてある。要は、最初「切断する」という意味の文字として使われていたのがのち序数に転用された、という事なのであろう。しかし、いろいろ調べてみたところでは、「七」に「切る」の意味はあっても「切腹」という意味はない。ちなみに「十」に「切腹」の語義があるというソースもオレにはみつけられなかった。

いや、そもそも中国に「切腹」などという慣習があったのだろうか? そこで早速ググってみたところ、確かにそれに似た風習はあったようなのだが、これは「剖腹」といい、「自分の仕える人の死を追って切腹する」ことを意味するらしい。小林サンのいう「罰としての切腹」とは全然違うもののようだ。

というわけで、ここまで調べてみたところでは「中国に罰としての切腹という風習はあったのか?」、さらに「罰としての切腹を意味する文字として<七>が使用されていたというのは本当か?」という、重大な疑問が生じてしまうのである。

ま、そこは結論をペンディングしてさしあげても良い。しかし、最後に小林サンは、「初七日だとか四十九日だとか葬祭関係で「七」絡みの数字が出てくるのは、この七という文字のまがまがしさと関係があるのだ」みたいなことを言いはなっているのだが、これは明らかにウソである。

何となれば、この初七日だとか四十九日だとかいうのはそもそもインドにおける初期の仏教の儀礼に端を発しているからであって、中国起源の「七」という漢字とは全然違うところから生じた概念でアル。仏教が興ったのは紀元前5世紀とか6世紀とか言われてるわけだが、漢字の「七」はその前にとっくに発生してたんじゃないだろうか?もちろんユングみたいに「七」というシンボルの意味はトランス・カルチャー的に人類にビルトインされているのだ、みたいな論法は不可能じゃないけど、小林サンはユングなんか知らんだろう多分(笑)。

というわけで、キッチリ論破するためにはちゃんと調べないとイカンのだが、こうやってみてくると、実にこの記述はアヤシイ。こういう人物の言うことを丸呑みしたらどういうことになるのか。ちょっと想像してみたほうがよかろう。

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ネタに困ると、ついつい、いじりがいのある小林朝夫サンのことを書いてしまう。内心忸怩たるものがあるが、ま、いいか。

東日本大震災の悪夢さめやらぬこの日本にあって、「関東大地震は近い!」「福島第1原発はもうもたない」といったようなことを自身の有料ブログで盛んに吹きまくり、情報弱者の皆さんを恐怖のズンドコに陥れていた自称地震研究家の小林朝夫さんであるが、ついこのあいだ、女子高生のお嬢さんに対する淫行という犯罪を犯して青森県警に逮捕され(加えて再逮捕もw)、最終的には示談でもついたのだろうか、略式命令を受けて60万円を支払った上で娑婆に復帰されたことは小林朝夫ウオッチャーの皆さんにおかれては既にご承知のことであると思う。

しかし、再逮捕時には「無職」と報道されていた小林氏であるからして、さぞや生活にはお困りなのであろう。娑婆に復帰されてのち、【【 霊と地震とココロとカラダ 】】とか称する新しい有料ブログを立ち上げ、ナント月額9800円(驚!)で公開されているのも、そういう経済事情あってのことであろうと同情を禁じ得ない。が、さらに、ここにきてアマゾンのKindleストアで『富士山99の謎』なる旧著を売り出しているのをみて「こいつぁいよいよ台所大変なのだろうなぁ」としみじみ思うのだった。

fujisan.JPG

というのは他でもない。オレ自身はこんなものを買って読む時間もカネもないのであるが、この本についてはかなりイイカゲンな内容であるという指摘がネット上でなされて久しいのでアル。具体的にいうと、この『富士山99の謎』の謎(^_^;)というページである。執筆者のお名前は明記されてないが、地理学者で富士山に詳しい田代博氏のサイトにリンクが飛ぶようになっているので、おそらくこの方の文責になるものではなかろうか。いや、ホントはこの方ではないのかもしれんが、ともかくこのページが『富士山99の謎』のアヤシイ内容を的確に指摘されておられるのは確かなことである。

詳しくはリンク先でお読みいただければいいのだが、ひとつだけ引用させていただく。まず小林氏の文章。

富士山山頂は非常に寒い。8月の東京が仮に30度あったとしても、山頂での気温は0度近く。


これに対して実に的確なるコメントがついている。

気温の逓減率は0.5~0.6度C/100mです。地学分野で用いる理論値の0.65度Cとしても計算が合いませんね(^_^;)。


そう、私たちが中学・高校の地学で習うところによれば、標高が100メートル上がると気温は約0.6度さがる。文系コースで地学の時間は半分寝ていた(笑)オレでさえ覚えている話なのだが、はて、そうすると東京の標高が0メートルとして、気温30度だった場合、標高3776mの富士山頂上はオレの計算では摂氏7度か8度ぐらいになる筈なのだが、小林さんのもっている計算機だと0度近くになってしまうらしい。全世界の地学の教科書を敵に回した新説のようだ。

思えば小林さん、かつて家庭用電磁波測定器の針が動いたといっては「関東に地震近し」とか騒ぎ立て、それに該当する地震がないとなると「外国の地震を予知してしまった」とか言い訳をしていたのであるが、まぁ仮に百万歩譲って(笑)家庭用測定器で地殻の磁気変動が測定可能だと仮定しても、そもそも磁力の強さは距離の二乗に反比例するという理科の知識があれば「海外の磁気異常を拾った」などというバカな話はあり得る筈もなく、つまり小林さんは中学・高校レベルの科学知識が全然ない人だったワケであるが、この富士山の一件でも理科オンチぶりを満天下にさらしている。

思うに、このたびは富士山の世界文化遺産登録というニュースもあったことだし、これに便乗して、むかし書いた本が少しでも売れりゃあ寂しいフトコロも暖まるんじゃねーかと、世に言う「便乗商法」を展開しておられるのだろう。まぁしかし、ホンモノの富士山フリークの方にコテンパンにされている本をいまさらKindleに並べて売ろうなんていうのは、何かあまりにもなりふり構わず感が漂っていて悲しいぞ。

とはいえアマゾンのサイトをみると、たった二人とはいえカスタマーレビューがついていて、しかも驚く無かれ、そのお二人がともに最高点の5点をつけるという何とも日本の将来が危ぶまれる(笑)結果が出ているので、アタマの弱い方がついつい買ってしまう可能性もないではない。アマゾンは自分で買った商品でないと採点できず、オレもわざわざ買う気は毛頭ないので、まぁこれはこれで放っておくしかないのだった。

というわけで、意外にこんな本でも買っちまう人が出てくる可能性はないではない。さて、小林朝夫さんの明日はどっちだ?

【追記】
とゆーか、そもそも朝夫さんは「富士山は近々爆発するッ!」みたいなことも盛んに言っておったので、こういうノンキな本のKindle版を出してるヒマがあるなら、「世界文化遺産なんて浮かれていては危ないッ!!  逃げよ逃げよ!富士山から遠ざかれ~」という本を書き下ろしで出した方がツジツマがあっていいと思うのだが。やはり破廉恥罪で捕まってしまったし、そんな気力は沸いてこないのかしらん?


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いつも言っているように、何かグチグチと世の中のことにケチをつけまくるとゆー我がブログのコンセプトはほとんどの善良なる(笑)日本国民の皆さんの良識を逆撫でするものらしく、訪れる人はおそらくは天声人語が大嫌いな偏屈な人とか今や絶滅危惧種のUFOマニアさんとか変人ばかりなのだろう、いつも閑古鳥がないている人外魔境ブログなのであった。が、しかし。

こないだ設置したばかりのカウンターが、なぜか今日になってからグルグル回り出し(とはいってもオレ的には、というレベルの話なのだがw)、いったいどうしたことかと調べてみると、なんと、当ブログで再三ネタにしてきた自称作家で地震研究家(笑)の小林朝夫センセイが女子高生への「淫行」で逮捕されたッ、というのである!

毎日新聞あたりは本日の夕刊に載せたりしたようで、おそらく「朝夫who?」ということでググってみた方たちが、このブログに誘導されてきたようなのだな。

で、オレの一連のエントリーを読んでいただけた方はおわかりと思うが、オレ的にはこの方は地震とか原発のことは全然わかってない人だという確信があるし、そういう意味ではこれまであンまり感心しない方法で身過ぎ世過ぎをしてきた人ではないか、と思ってはいたんだが、ただなぁ、(現時点では容疑者であるとはいえ)こういう破廉恥罪でお縄を頂戴する人とは思っていなかったゾ。そこまでやりますかッ、みたいな。

まぁ本当のところは司直の手に任せて解明していただくほかないのだが、なんというか、哀れを感じるなぁこの一件。「世の中ちょろいちょろい」とかいって、勘違いしちまったのかなぁ。ともかくも「震災の孤児養育に役立てるので」とかいって始めた例の課金ブログの実態なども当局にはシッカリ捜査していただきたいものだと個人的には思っている。  ・・・合掌(って何のこっちゃ)。

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いつも書いていることだが、当ブログで一番読まれているのは『小林朝夫氏の「予知」」を検証する』というエントリーである。こんなショボいブログであるのに、このエントリーに限っては約1年半の間に3マンほどのページビューを頂いておる。

まぁオレは必ずしも同意しないのだが、「どれだけの人に読まれたか」というのはブログにとってアルファでありオメガである、という考え方もないではない。その意味では、なんか偏屈なことばっかり書いて世の中から全く相手にされていない当ブログにとって小林朝夫という人物はいろいろとネタを提供してくれる有り難い人物、といえないこともないのでアル。

となると、立場的には「朝夫さん有り難う」と言いだしても不思議ではないオレなのだが、むろん腹の底ではそんなことなど寸分も思っておらず、しかしネタとしてはなかなか使い勝手のイイ人物であることは確かなので、またぞろ性懲りもなく朝夫ネタを書いてしまうのであった(以下、内容的には10/3の「学習という習慣のない人々」というエントリーで書いたことと同工異曲なのだが、若干切り口を変えているのでお許し願いたい)。


閑話休題。このグラフを見てほしい。

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これは当ブログの記事『小林朝夫氏の「予知」」を検証する』のページビュー、すなわちその記事を「どれだけの人が見てくれたか」を、この8月以降、一日単位で集計したものである。

で、一見してわかるように、ふだんは一日数件が当たり前だというのに、時折大きなピークが出現する。具体的にいうと9月10日の69件、10月2日の102件、10月17日の95件の辺りだ(注:なお、もうちょっと時間をさかのぼると4/14に306件というデータもあるんだが、そこまで記録をチェックするのは面倒なのでグラフは8月以降にしぼって作ってある)。

さて、これは以前も書いたことなので繰り返しになるのだが、なぜこんな地味なブログのエントリーにかくも多くの人がやってくるのかというと、これは明らかに、朝夫氏の「予知」を読んで「本当に地震が来るのだろうか?」と不安になった人々が「小林朝夫」と検索をかけ、その結果、けっこう上の方に表示される当ブログを人々が訪ねてくるからに違いない。

となると、この折れ線グラフの数値というのはすなわち、朝夫の「地震が来るよ~」という煽りに対してどれだけの人が動揺しているかを示す指標ともいえるワケだ。

じゃあ、朝夫がどういう煽りをすると皆さん恐怖におののいてしまう(笑)のか?

改めて朝夫のツイッターを見直してケンキューしてみた。その結果、ひとつ分かったことがある。

知ってる人はよく知ってるように、朝夫氏はツイッター上でのべつ幕なしに「平成関東大震災発生に対する警戒警報を発令中」などと口走っている。が、それだけではオレのところのページビューはほとんど伸びない。しかし、朝夫が具体的に「地震が起きる日時」を示すと、その時点で俺ンとこのページビューが急伸するのだった。彼のツイッターを引用しつつ具体的に指摘してみよう。

【【【【【【大地震警報 発生予測日9月11日 平成関東大震災発生に対する警戒警報を発令中 】】】】】】 2012年8月25日 - 12:04

どうも嫌な感じです 関東~北海道24時間以内にM8レベルの大地震が一撃来そうな気配です 2012年8月30日 - 9:47

11日に大地震が起きても「なんでもっと大声で、みんなに知らせなかったんだ」って言わないでね。ちゃんとツイートしてたから・・。 2012年9月9日 - 20:55

とうとう11日になってしまいました 大地震発生に備えて、今日は草原の真ん中で寝てます 2012年9月11日 - 0:33

→9月11日に大きなピーク

【解説】ここで示したように、朝夫さん、ツイッターでは8月25日から「9月11日に大地震!」と言い始めた。当ブログの反応を見る限り、その時点ではあんまりマジに反応する人はいなかったようだ。それでも予知された9月11日になると「やっぱ気になる」ということなのか、数字がグンと伸びたのだった(なお言うまでもなく、そんな大地震は起きなかった)。



【【【【 大地震予知 9月26日早朝 関東を大地震が襲う 】】】】 避難準備をされてください!! 2012年9月25日 - 0:23

→9月25日に小さなピーク

【解説】続いて具体的な日にちを示した予知がコレ。しかし、このときはピークはあんまり盛り上がらなかった。予知が前日ということで皆さんの目に触れるチャンスが少なかったのか、あるいは煽りの文句がおざなりで迫力に欠けたためか。そのへんの理由はよくわからん。



10月2日~3日に関東~東北で大地震発生の可能性があります!【【【【【【大地震警報 平成関東大震災発生に対する最高レベルの警戒警報を発令中 】】】】】】2012年10月2日 - 6:12

【拡散希望!!】10月2日~3日に関東~東北で大地震発生の可能性があります!  禁固刑覚悟の大地震警報を発令します!拡散してください! 2012年10月2日 - 6:44

私は、総理大臣でも、大統領でもありませんが、大地震発生に備え、ここに非常事態宣言を発令します! 2012年10月3日 - 3:28

→10月2-3日に大きなピーク

【解説】このときはシツコク吠えまくり、挙げ句の果てに「非常事態宣言」(笑)とか珍妙なことまで言って盛り上げた効果があったのか、多くの人の注目を集めることに成功したモヨウ。そして当然そんな地震は無かった。



地震予知 電磁波バースト発生!発生予測日10月20日±3日【【大地震警報 大震災発生に対する警戒警報報を発令 】】 2012年10月16日 - 18:35

→10月17日にピーク

【解説】これは現在進行形のネタ。「20日±3日」といっているので、その期限に突入した17日から気にする人が増えたのであろう。今後を予測すると、20日には若干盛り返すかもしれないが、当然大地震は起きないのでグラフは再び急降下。




★まとめ

というワケで、「具体的な日時をハッキリ言えば言うほどギャラリーの注目度は高まる」ということが言えそうだ。朝夫クンよ、わかったかね? 今後も極力時間は絞り込んで書き込むように(笑)。

ただし、そのつど彼の予言は外れてしまうので、せっかく注目をひきつけることに成功してもどれだけの人が有料ブログに入ってくれるかといえば、そこがいささか疑問なンである。

あるいは、冷静な判断力を失ってしまい、予言の正否がハッキリしない時点で慌てて有料ブログの契約をしてしまうウッカリさんが一定数いて、朝夫は「そういう頭の弱い一部の人がひっかかれば十分だよネ」と見切っているのかもしれない。慌てないで過去の彼の予知がどれほど当たってるか調べれば良いのに、とオレなどは思うのだが、何やかやいって日本人もまだまだ豊かなのだろう、「月980円ぐらい仮にドブに捨てるとしたってどーってことねーや」という人種も多いのかもしれぬし。




★2012/11/2の追記

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その後の経過も記しておこう。このエントリーを書いた時点では「10月20日±3日」で大地震が来る、という「警報」(笑)が出ていたのであった。しかし、オレのグラフでは危険日突入(笑)の17日にピークが来たあとは、ズルズルと急降下。

ちなみに朝夫、10月26日になって


発生予測日10月29日±3日【【【大地震警報 大震災発生に対する警戒警報報を発令・発令日10/26 】】

などとツイッターで騒ぎ始めた。で、大地震がないままこの危険ウイーク(笑)は11月1日に終わってしまったのだが、この間、オレのグラフにはまったく反応がなかった。おそらく朝夫の金づるの有料ブログも閑古鳥が鳴いていたのではないか(笑)。

つまり、あまりにも「警報」を乱発してきたのでギャラリーも刺激に慣れてしまい、全然怖がってくれなくなってしまったのでアル。頭の弱い人だと記銘力があんまりないので、2回3回外したくらいだと騙されているという自覚が生まれてこないのだが、これも9回10回ともなると、「ん?ひょっとしてデタラメ?」とか気づきはじめてしまうのでアル。

オレのグラフからはそういうトレンドが読み取れる。朝夫も今が正念場である。ここまで有料ブログで荒稼ぎをしてきたが、このままではジリ貧である。何か新しい作戦を考えないとダメではないか。さぁどうする。




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もうやめた、といいながら、ついついウケ狙いで書いてしまう小林朝夫ネタです m(_ _)m
なにしろ、こういうの書くと結構見に来てくれる人がいるので、過疎ブロガーとしてはついつい調子にのってしまうのです・・・

で、今回は、小林朝夫さんのツイッターを昨年までさかのぼって眺めてみました。

改めて読んでみますと、チェルノブイリの事故は地震が原因だった(2011年5月24日)とか、アクリル箱には放射線の遮蔽効果があるとか(同5月28日)、もう実に数行ごとに思わず失笑してしまうようなことが書いてあって、これはむしろエンターテインメントと考えたほうが良いのでは、と思ったりもします。

でも、これは何度も書いていますが、この方はそもそも蛍光灯にも反応してしまうような1万円ちょっとの簡易電磁波測定器で世界各地の地震を予知できるようなことをいっており、つまりは中学生レベルにも至らぬ科学リテラシー皆無のオッサンなのですが、そういう人をあがめてしまう人たちもいるんですよねぇ。朝夫さん、昨年4月11日には、地震を心配するフォロワの皆さんのお問い合わせに答えてこんなことを矢継ぎ早につぶやいておりましたぞ。

青森は大丈夫です。

新潟は大丈夫です。

三重には来ないです。

いまから計測と計算にはいりますのでツイートできません。きのう、あまり観測ができていませんでしたので、いまから観測・計算を強化したいと思います。

大阪、平気です。

秋田は平気です。


んー、まるでお告げを下す教祖さま気取り。まぁ麻原彰晃なんかもそうだったんだろうが、ウソ八百ならべてコレだもの、気分よかったろうね(笑)。


で、こっから本題に入ります。今回は彼のツイッターに出てくる有名人を拾ってみました。「オレは××とツーカーだ」みたいなことをいう方は、まぁ一般的にいうと虚栄心の強い、しかし自分に自信がもてないからコケオドシに走ってしまう、いささか精神的に不安定な方のような気がします。で、改めて読んでみると、小林さんはこの手のネーム・ドロッピングが大好きな方である。


弁護士・衆議院議員の丸山先生のおかげでツイートアカウントは削除されずにすみました。この場を借りて厚く感謝申し上げます。丸山先生、ありがとうございます。(2011年5月24日)

この肩書に該当するのは自民党の丸山和也氏でしょう。何だか文脈がよくわかりませんが、「行列のできる法律相談所」で有名になった丸山氏と知り合いだゾといって威張っていることはわかる

政治家の先生や色々な方々が応援してくれていますので心強いです。(2011年5月27日)

話の流れからして「丸山和也とツーカーだ」といいたいのでしょう

もんじゅの件、現在、原子力検査委員の責任者と電話でやり取りしていますので、後ほど詳細をお知らせします。(2011年5月28日)

しかし「原子力検査委員」って何? そんな名前、一度も聞いたことがないのですが? これは創作でしょうね

もんじゅの責任者から電話がありました。(2011年5月28日)

「もんじゅの責任者」って? 高速増殖炉研究開発センターの所長のことだろうか? これも創作でしょう。

「あさおちゃん、オレの歌でよかったら、いくらでも聞かせてやる」そういって、ヒロミツさんは車の中で5曲続けて歌ってくれた。(中略)by hiromitsu suzuki(2011年5月29日)

歌手、タレントの故鈴木ヒロミツ氏のことを言っているのでしょう。もはや裏はとれません

「キミが立派な大人になったらセニョリータって呼んであげるよ」by ケーシー高峰 ボクが19歳のときのことでした。(2011年5月29日)

漫談のケーシー高峰氏が知り合いで、面白いギャグをかましてもらった仲だゼ、といいたいらしい。しかし肝心のケーシー高峰のギャグがおもいっきし外してるので、「それで?」感が募る

山口君、大丈夫か? 食べて応援CM、TOKIO山口達也がセシウム20.47Bq/kgの内部被曝(2012年5月17日)

なれなれしく「山口君」とか呼んで「いかにも知り合い」という雰囲気を演出していますが、流石に両者に交流はないでしょう。一方的に先輩風を吹かせたものと思われます


小出先生と話しました(2012年5月21日)

京都大学原子炉実験所助教で、反原発の論客・小出裕章氏のことでしょう。どういうシチュエーションで話したのか全く書いてありませんし、これは非常に怪しい。そもそも朝夫は高校レベルの科学知識もないので会話が成り立つかどうか

そうそう、森山直太朗の10才の誕生日に3バルカンの衣装を着て家まで出かけて行ったっけ。森山良子さんの手料理を食べて・・。(2012年7月24日)

直太朗氏は1976年生まれ。朝夫の出演していた「太陽戦隊サンバルカン」は1981~82年の放送でした。直太朗10歳というと、放送終了後4年もたっている。直太朗少年が覚えているかもアヤシイそんな衣装を着ていくものでしょうか? そう考えるとこれもちょっとウソっぽいなぁ

萩本欽一さん、あのときは、たいへん申し訳ありませんでした。すみません。あなたが生きているうちに謝っておきます。(2012年8月5日)

これも意味がよくわからない。おそらく芸能界にいたときに何か失礼なことをして怒らせた、という話なのだろうが、ともかくネガティブなものであれ「欽ちゃんと接点があった」ということを言えば自慢になると思っているらしい。まぁ萩本氏のほうは何も覚えてないだろうけどね(笑)

本日、シェルパ斉藤さんからおいしそうなメロンをもらったのですが(後略) (2012年8月9日)

斉藤氏というのはフリーライターで、ウィキペディアによると八ヶ岳山麓に住んでいるというから、朝夫の近所で実際にお付き合いしている可能性は高いのでしょう

及川ヒロオさんに世話になりました。クイズハウマッチで外人が話すのにかぶせて日本語のおもしろい訳をアフレコしていた方です。小倉さんと一緒にやってました。家に泊めてもらったとき「おい、朝夫、この毛布でいいよな」って言って、ドピンクの毛布をかけてくれました。独身だったのに、なぜピンク?(2012年8月27日)

この方も故人。まぁ地味な方でしたので、こういうことを書いてもあまりネームドロッピング効果はないのは残念。ただ、芸能界ではついぞメジャーになれなかった人間同士の話だけに、こういう付き合いは本当にあったのかもな、という感じはします。

「人間という生き物は心の中が目に出るんだよ、それはテレビを通してもわかってしまう。だから怖いんだ、しっかり生きないと」 by 岸田森(2012年8月15日)

サンバルカン時代に朝夫が世話になったという俳優・岸田森氏の言葉は、こんな感じで随所に出てきます。まぁどれだけ深い付き合いだったか、みたいなところはわかりませんが、ま、しかし良い言葉のような気がします。たとえばこういう「目」をみると、「あぁこれは腹に一物ある人間の目だな」と多くの人が思うのではないでしょうか。実に皮肉です↓
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しかし次に引く岸田森の言葉などは、朝夫が自分勝手に解釈して今の商売に生かしているように読めなくもない。

「俳優や役者というのはな、テレビに出ていようがなかろうが、そんなことはどうでもいいんだよ 生きていること自体が芝居なんだから」 by shin kishida(2011年5月29日)


つまりこの言葉、「演技する才能ってのは、別にテレビに出て芝居するときに役立つばっかりじゃない。芝居の才能は、小芝居して、人を騙してカネをむしり取るときにだって使えるんだからサ。人生生き抜いていくにゃあそれぐらいの事は必要よ」という風に読むワルイ奴もいるだろう、ということです。岸田森、今頃泉下で不肖の弟子のことを嘆いているような気がしてなりませぬナァ。

ということでまとめに入りますが、よく考えると朝夫の父君・小林亜星氏というのは芸能界ではビックな存在だったので、自らは何の実績もない朝夫も、芸能人仲間からはそうそう邪険な扱いを受けることもなく、いやむしろチヤホヤされたのではないか。たとえば森山良子だって「亜星の子どもが遊びにくる」っていったら、手料理のひとつも作ったかもしれないのデス。

そうなりますと、ここで引用したつぶやきの中にはかなりアヤシイ記述も多いのですが、父親の七光効果でじっさいにちょっとしたお付き合いがあったケースもあるにはあるんでしょう。それがしょせん「七光」のおかげであることに気づいていないのなら、こいつはイタイ。

ツイッターに名前を出された側もいささか迷惑なのではないかと思うのですが、しかし亜星氏はなお存命であるし、いろいろ言いたくてもいえない、ということもあるんではないか。ともあれ、子育てというのは一歩間違うと、子どもに大きな勘違いをさせてしまうのでしょう。怖いものです。


【追記】

朝夫さんの旧ブログ「サンバルカンの夜」でも、疑わしいネームドロッピングが再三あったのは有名な話です。

たとえば朝夫氏、このたび惜しまれながら亡くなった名優・大滝秀治さんについて「大滝秀治は私の叔父さんです」と書いていました。叔父というのは父または母の弟、という意味です。朝夫の父・小林亜星氏は1932年生まれ。大滝秀治氏は1925年生まれで、亜星氏より7年年上。となると大滝秀治氏が亜星氏の弟というのは物理的にありえない。大滝秀治氏=母親の弟、ということになります。

となりますと、朝夫の母親は秀治氏のお姉さんなわけですから、亜星氏より最低7歳上、おそらくは8歳以上年上です。ふーむ、ペタジーニみたいな例もありますから何ともいえませんが、亜星氏の世代で8歳上の嫁さんを貰うようなことはあんまり無かったような気がします。いや、そもそも亜星氏と秀治氏が義理の兄弟だったら、もうみんなに知れ渡ってて当たり前なんだが、そんな話は全然広まってない。


このほかにも、朝夫氏はNASAに知人がいて、放射線障害に効果のある「塗り薬」(笑)を送ってもらった、みたいな痛快なデマも発していましたし、いやもうホント、大物を気取るのはタイヘンですな。

【2012/10/17追記】

そのご誤りに気づいたので正直に(笑)申告しておくが、オレは「叔父→父母の実の弟」という風に理解していたのだが、叔父というのは「父母の妹の夫」、つまり父母にとっての義理の弟も指すらしい。となると、「大滝氏=朝夫母の弟」とオレが断定したのは誤りである。偉そうなことを言って、じつはオレが日本語を間違えていたようだ(笑)。人の間違いを指摘して喜んでいる立場上、オレも頬被りはできんと思うから、ここは謹んで訂正いたします。と同時に、該当部には抹消線を引いておくので宜しく。

なお、その後、ネットサーフィン(笑)をしていて、次のようなサイトを見つけた→「おシャマなTomの日記」。ここを読みますと、「(大滝氏の)夫人が小林亜星の妹さん」で、この件、「徹子の部屋で小林亜星が語っ」た、みたいなことも書いてある。これが正しければ、朝夫はこの件については本当のことを語っていたことになる。この点に論及したソースが他に見つけられないので、オレとしてはまだ今んとこ半信半疑ではあるが、これこそ仮に本当のことをいっても信じてもらえないオオカミ少年の悲劇であるので、朝夫氏も身から出たサビということでオレを恨まないように(笑)。

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同じようなことは前にも再々書いているのであるが、こういう捻くれた精神を旨とするブログには常日頃そうそう訪問者があるわけではない。

が、ときおり一日でページビューが1000近くまで伸びるという椿事が発生する。それはどういうことかというと、あの街場の予言者(笑)、小林朝夫さんの地震予知を検証した小生のエントリーにたくさんの方々が突如やってきてページビューを押し上げる、というのがいつものパターンなのであった。

きのうあたりもそうだった。で、さらに一歩進んでいうと、こういう椿事が起きるのは、決まって小林さんがツイッターとかで「大地震間近!」みたいなことを絶叫された直後なのだった。実際、きのうあたり、こんなことを仰っておられたようだ。

小林朝夫 ‏@kobayashiasao

【拡散希望!!】10月2日~3日に関東~東北で大地震発生の可能性があります!  禁固刑覚悟の大地震警報を発令します!拡散してください! http://kobayashiasao.blog65.fc2.com/blog-entry-4704.html


なお、念のため言い添えておくと、これを読んで不安に思った人は末尾のリンクをおもわず押してしまうのだが、その行き先は月額980円ナリで彼が開設している有料ブログ、というシステムになっている。

もちろん彼の地震予知なるものが過去まったく当たっていないことは小生も確認済み(笑)である。この小林氏、最近もほとんど毎月「大地震発生の可能性!」とか叫んではいるんだが、その都度ハズレてしまい、にもかかわらず定期的にまったく同様の営業活動を繰り返しているのである。その結果、心配になった人が検索かけて、この辺境ブログにたどりつく――こういう構図なのであった。

にしても、である。

彼の地震予知が気になってしまう、という人がいつまでたっても絶えないというのは、じっさいのところユユシキことではないだろうか。

彼はどんな方法で予知をしているのか? 「バースト発生」とか何かそれらしい言葉をまじえて、さも科学的な観測をしている風なことをいうのだが、そもそも「バースト」とは何か? いつ・どこで・何をはかっているのか? この辺について、驚くなかれ、彼はこれまで何にも語っていない。唯一、1万円ちょっとの電磁波測定器を所持しているらしきことは過去のブログでわかるのだが、具体的にどういう使い方をしているかは言わない(念のためにいっておくが、この種の測定器、仮に民家の中で使用したらテレビにさえ反応してしまうシロモノである。何百キロ先の異変を察知しようというまえに、自宅の家電製品をまず何とかしなければなるまい)

あるいはチンパンジーを飼っていて、そいつがバック転をしだすと危険、みたいなことも書いているが、チンパンジーというのは実は猛獣であって、ふつうの家庭で飼えるものではない。そして、そのチンパンジーの写真をアップしたこともない。

つまり何の証拠もナシに、口先だけで「アブナイ!危険!破滅は近い!」と一年中騒いでいるオジサンなのである(再び余談ではあるが、キリスト教では偽予言者がでてくると最後の審判は近い、という話になってるらしい。その意味では確かに世界のハメツは近い、のかもしらんw)

で、詳細は有料ブログでご覧ください、というビジネスモデル。余談ながら、この有料ブログを大震災後に開設した際には、震災孤児の養育に役立てるために有料にした、みたいなことも書いていた(今は抹消されている)。だいたいどういう人なのか、これだけでもわかるよね。

フツーに日常生活を送っている人であれば、こういう人は相手にしない。何かしら合理的な判断基準にてらして信用できると思った時に、はじめて相手にする。

「この化粧品つかうと、お肌が全然ちがいますよ」
「ホント? 証拠みせてよ」
「はい、このチラシみてくださいよ。女優の××さんが推薦の言葉のせてるでしょ?」

インチキくさい化粧品だって、最低これぐらいの問答がないと商談には入らんだろ、という話である。

が、この小林さんの「ドーカツ」に対しては、何の証拠もないのにツイッターで「拡散希望!」とかバカ丸出しの愚行に走ってしまうひとがけっこう多い。

もちろん地震みたいな現象は自分ではどうにもできないから、ついついインチキくさい予知にも「どっか根拠があるンじゃネ?」といってなびいてしまう心理もわからんではない。しかしなぁ、情けないぞ、脊髄反射して「拡散希望!」とか言ってしまう人間というのは。そういうことを書いてる人がここを読んでるとは思わんが、少なくとも小中学校で勉強してきたのは、そういう人間を作るためではなかったゾ! 故郷ノ父母ハ泣イテヲルゾ。それにこの種の「流言」で根拠なき社会不安を煽るというのは、かなりまずいことでもある。いつかはわからん。来る時には来る。平常心をもって粛々と備える。それでいいではないか。


まぁそれはそれとして、小生も小林朝夫ウオッチャーのはしくれである(笑)、今後の展開を予想しておこう。

本日3日中に大地震が起きることは、まずない。小林さん、「前後3日間ぐらいの誤差はあるので」とかいってその場を繕う。しかし、今月6日になっても大地震は起きない。こういうときにどうするかというと、「何もなかったかのように別の話を始める」というのがこれまでの小林さんのパターンである。で、しばらくしてまた「大地震迫る!」と叫ぶ。検索かけて当ブログにたくさんの人がやってくる。以下、繰り返し。ま、いつも通り、ということやね。

そりゃブログに人が来てくれるのは嬉しいけどさ、いつまでおんなじこと繰り返すんだよ、と思うよね。もっと「学習」しようよ、というのが結論である。


【10月7日の追記】

なお、いうまでもないが、本日7日になってもそんな大地震は起きていない。で、ツイッターをみるかぎり、この小林さんという方はこの件について何も触れていない。そんな予知をしたことさえ覚えていないかのように。オレの予知は100%当たったな(笑)

にしても、こういうデタラメを5回10回、いや数十回と繰り返してるってーのに、いまだに「拡散!」とか言ってる人間というのは何なのかと思う。まぁ振り込め詐欺に一度やられた年寄りとかは二度と引っかからないかといえばその真逆で、同じ失敗を何度も繰り返すらしいから、まぁカモやダボハゼが瞬時に人間サマに進化できないのと同じことなのだろう




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