今日はヒマなので自分が前に書いたブログを読み返していたのだが、そうしたら2013年3月の記事で「森で屁をこく」というサイトを激賞していたのを見つけた。

このサイト、別に特段の主張があるわけではないけれども日常生活の中のひっかかりだとか感情の起伏だとかをふざけた文体で書いていて、要するにオレのスキなタイプのサイトである。

ちなみにこの「森で屁をこく」、1997年から2003年まで続いていたサイトであったようなのだが、それが突然何の前触れもなく途絶したようだ。いわば「突然死」である。今回改めて訪問してみたがその状況に変わりはなく、サイトはそのまんま放置されていた。

いやしかし、と思う。このサイトが生きてたのはもう20年近く前のことになってしまったわけだが、当時、出版社の中の人か何かが「面白いからちょっと週刊誌にコラムでも書かせよう!」か何かゆうて話をもっていったら、この書き手はどうなっていたか。最後の記事に「32歳」だというようなことが書いてあるので、生きていれば(笑)いま51歳ぐらい。けっこう堀井憲一郎みたいな中堅コラムニストになってたかもしんないぞ。

何十年前から変わらないまま無造作に放り投げられたテキストが、逆に「ありえた未来」みたいなものを想像させる。それなりに年を経てきたネット文化の一断面である。