さて、ようやく「NURO光 for マンション」の宅内工事が完了して光環境をゲットした。今回はその記録。

我がマンションは既にNURO光が導入済みであり、今回の宅配配線工事が終わればネットは即時利用可能となる。家人もいたが、せっかくなので本日は会社を休んで、工事に立ち会うことにした。

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ちなみに、これが工事前の電話回線まわりの状況である。これまではVDSLだったので、我が家は電話線経由でネットに繋がっていたのである。

さて、工事の人は午後1~3時の間に来るという話であったが、なかなか来なかった。3時前になって「前の工事が遅れた。間もなく行きます」との電話があり、しかし実際には3時20分頃になってやって来た(笑)。NURO光、工事に大忙し。

さて、その工事。見るとはなしにチラチラみていると、工事の人はこのコンセントのパネル部分を開けてイロイロやってるんだが、どうやら電話線の通っているパイプに「通線ワイヤー」=写真は借り物=を送り込んで通路を確保し、光ファイバーを引っ張り込む準備をしているらしい。
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家の外の配線作業とかもあるのだろう、行ったり来たりしていたが、やがて室内に光ファイバーらしきものが引き出されたようである。
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最後に結線作業みたいなことをして光アウトレットのついたパネルを嵌めこみ、これで線はつながったようだ。
*写真で電話線がつながってるのは既存のフレッツ光のVDSLはまだ生きており、今の電話用に使っているからである
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こうして出てきたケーブルをONU(光回線終端装置)につないだところで作業完了。今回作業のおじさんがもってきたONUは「HG8045Q」という機種であった。無線ルーターの機能も併せ持っている。実は「光でんわ」の取り付けも申し込んでいて、このONUと電話の間にかませるTA(テレフォニー・アダプター)も来るハズだったのだが、コロナのせいか機材が払底しているらしい。このTAは後日送ってくるというようなことを言っていた。
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この間、時間的には小一時間。割合スムーズに終了である。


さて、さっそくネットの速度はどれほど上がったか。ワクワクしながら測定サイトで調べてみる。
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ん?

工事前でも下りは80メガ近くまでぐらい出てた。全然変わってないじゃん。なによコレ?と思ったのだが、ここで「あ、そういうことだったのか!」と気づいて天を仰ぐ。

どういうことかというと、先のローゼット周りの写真を見ていただくと隣に灰色のナゾのボックスみたいなのがあると思うのだが、実はここには、オレのマンション内の別の部屋につながっているLANコンセントが2口あるのだった。ONUからの出力はこのLAN端子にぶっこんでおり、オレのPCもこの端子経由でLANにつながっている。

ということは、このマンションは中古で買ったのでよく分からなかったんだが、壁のLANコンセントにつながって宅内の壁の中を這い回っているLANケーブルはたぶん古いタイプ――おそらくは「CAT5」とかゆー時代遅れもはなはだしいヤツ――で、それ故に速度は「CAT5」の限界100メガで頭打ちになってンのではないか。

そこで念のため「HG8045Q」のWi-Fi機能をつかってスマホで速度測定をしてみると、うむ、フツーに400-500メガとか出るではないか!どうやら壁の中の古いケーブルがネックになっているのは間違いなさそうだ。

となると、壁の中に配線されているケーブルを取り替えれば一番スッキリしてイイのだが、これって、業者さんに工事頼めば(何十万ということはあるまいが)何万も取られてしまうだろう。既存のケーブルを引き出しつつ、新しいケーブルに取り替えるような作業にDIYで挑む手もあるが、そこは素人の悲しさ、引っ張ってる途中でどっかに引っかかったりしたら作業不能でゲームオーバーである。怖すぎ。

とりあえずは平べったいLANケーブル買ってきて、ONUから目立たぬように宅内各所に這わせるしかないのかな。みっともないけど仕方ないか。

*注:と、ここまで書いておいてナンだが、この「宅内LAN配線が古いのではないか仮説」(笑)はとてつもない勘違いだということが後に判明するのだった→つづく