自作PCをいじった際は備忘録として何やったか書いておく「お約束」なので、今回はそのメモ。

PCケースはAntecがかつて静音ケースとして販売していた「SOLO」をいまだに使っていて、記憶は定かでないがもう10年以上手許にあるのではないか。で、そのデスクトップPCが何だかよく分からんけれども最近うるさくなってきたような気がした。ケースファンがそろそろヘタってきたのかもしれないなァということで、今回ファンをかえてみようと思い立った。

このケースは前面に吸気ファン92or90mmが2ッ、後面に排気ファンが120mmひとつという設計になっている。あと、現在のオレの運用でいうとCPUクーラー用のファンに120mmをつけて前面から後面に向けて空気を流している。ということでこの合計4つのファンを全部換えることにした。

とりあえずSOLOのファン換装をした先人の試みをネットでググってみる。そうすると前面の空気流入口にあるパンチングメタルみたいな部分は切り取ったほうが空気の流れがよくなってヨロシイと複数の人が書いていた。なので普通のニッパーでパチパチ切り取ってしまった。そのあと、切り口でケガをするのも馬鹿らしいので100均で買った金工用ヤスリでバリを取った。

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新しくとりつけるファンは以下の通り。期せずして全部サイズのファンだが、比較的安くて静音寄りということで選んだ。

吸気用ファン(2ツ)
■サイズ  KAZE FLEX 92 SLIM PWM 2500rpm KF9215FD25-P

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排気用&PCクーラー用ファン
■サイズ SU1225FD12M-RHP

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それから吸気用ファンにつけるホコリ侵入防止用フィルターも2つ買った。もともとのSOLOには先ほどのパンチングメタルみたいな部材に穴あきのプラ板みたいなのがハマるようになっていて「これがホコリ取りです!」と主張しているのだが、あまり効果はない。ファン換装の先人たちも「そんなもの外しちまって防塵フィルターつけろや!」というので従ってみたのだった。

■親和産業 防塵フィルター92mm角ファンモータ用 RoHS指令対応 プラスチック製 SS-DFF-P90

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これをどうするのかというと、まずは金属部の向こう側にある吸気用ファンと一緒にベース部をネジこんで固定し、そこにフィルターと上ぶたみたいのをパッチンとはめる仕組みである。取り付けプロセスは以下の写真のような流れとなる。

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背面の排気用とPCクーラー用の120mmも同様に取り付ける。これで作業終了である。
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ちなみにこれまで使ってたファンはどんなのかというと以下の写真の通り。CPUクーラー用のは最初からついてたヤツだが、あとのはいったいどこから出てきたのかよくわからないような怪しいファンばっかである(笑。
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左上:排気用120mm サイズ SA1225FDB12L
右上:CPUクーラー用120mm サイズ ED122512H-PD
左下:吸気用100mm サイズ SY1025SL12L(注:若干デカいが何故か装着できていた)
右下:吸気用90mm X-FAN RDL9025S

ちなみに今回換装した新しいファンは全部4ピンのPWMファン、つまりマザーボードが温度状況をみて適宜回転数を変えてくれる「可変回転数型」なのだが、これまで使ってたのは
CPUクーラー用の120mmを除いてそんな機能を有していない3ピンのショボいヤツであった。

いま使ってるマザボはTUF H370-PRO GAMINGというヤツだが、当然ながらファン用電源コネクタは全部4ピンになっている。というわけで今後はBIOSのこの
PWM機能を使えるワケで、じっさい起動してみるとだいぶ静かになったような気がする。ボロボロのSOLOであるが、これでもう少しは延命できそうである。

【追記】

そういえばテレビ用に組んだPC(Silver Stone  microATX SST-GD06B)もだいぶほったらかしだなぁ、ファンがホコリで窒息しとりゃせんかと少し気になり、この機会に筐体を開けてみた。このケースは吸気用に120mmファン三つがついててそれぞれアクセスが面倒なのであるが、いちおうチェックしたところ、意外にファン周りのホコリはほとんどついてなかった。いちおうキレイにしてまた封入。