さて、これまで割り箸を活用してハトよけテグスを張る作業を続けてきたところであるが、やはり割り箸を支柱にするのは耐久性からいってちょっとツラいのではないか。じゃあ支柱には細長い金属板を使ってみましょうかということで、前回までに一部試験導入をしたところであるが、今回改めて割り箸を全廃、金属板に全とっかえをすることにした。短い割り箸文明の時代は終焉し、ここに金属器文明が到来したのである!

今回使ったのは「KONTEC キレイ曲る板 500」という商品で、要するに長さ50センチほどの細長いステンレス板である。これは折り曲げが可能なので、クニャクニャした手すりに極力フィットするよう人力で押し曲げ、これをScotch強力両面テープ、それから今回購入したゴリラ強力補修テープ、さらには結束バンドなどを適宜用いて手すりにムリヤリ結びつけることにしたのである。






ちなみにこのステンレス板には穴がたくさん開いているので、テグスはこの穴に結びつければヨロシイ。釣り糸を結ぶのに用いられるというクリンチノットとかいう方法を試してみたが、なんかよく締まってるのかわからんので結び目にはエポキシ系接着剤をチョンチョンとつけておいた。
1

最終的にテグスを張り回してピンと張ったあとの終端部も、釣り人にならってキッチリ結ぶのが良いのだろうが、最後めんどうくさくなってしまい、ゴリラの補修テープでその辺に貼りつけてオワリにした箇所もある。手抜きである。


さて、今回の作戦には若干の懸念もある。

写真でもお分かりだろうが、このステンレス板にはテグスによってかなりのテンションがかかっているので、若干たわんでいる。たわんでいって変形するとテグスが緩んでしまう。そういうことになると定期的に手入れをしなければならないのだ。しかし、ワレワレ市井の人間はありあわせの手段や道具でなんとかその場をしのいでいくしかないのである。レヴィ=ストロース言うところのブリコラージュ。頑張れオレ。

まぁそんなことはともかく、今回のテグス・プラスアルファの作戦として、こないだダイソーに行って「びっくりスネーク」というヘビのおもちゃも買ってきた(しかも4つw。適宜ローテさせればバカなハトも騙されるのではないかというアイデア)。これも適宜その辺に転がしたりしているので相乗効果が期待できよう。

*蛇足ついでに言っておくが、ググってみるとこの「びっくりスネーク」というのはハト害対策にずいぶんと活用されているらしい。ひょっとしたら誰かをビックリさすとゆー本来の役割よりもコッチのほうがメインになっているのではあるまいか。ともかく、病原菌をばらまく害鳥を敢えて保護し、ハトを殺傷したら人間に刑罰を課すという日本のキチガイ行政のせいで皆さんずいぶんお困りなのであろう。ご健闘を祈ります!


ということで今回のテグス作戦はコレでとりあえずオシマイ。また何か問題がでてきたら後日談でも書いてみよう。(おわり)

2
 ベランダ正面の手すり部分は、布団干しに使われることも想定してバネをつけて取り外せるようにした。ちなみにこのバネは、「ミツギロン」という会社が出しているハトよけテグスセットに入っていたヤツ(メルカリで安く出てたのでダメモトで「テグスコーナーバー」というのを買ったのである。手すりにはうまくつかなくてガッカリしたがバネは活用させていただいた

4
壁面にはテグス折り返し用に割り箸片を貼っていたのだが、これも今回はずし、ダイソーで売ってた木片を切り出して代わりに壁に貼りつけてみた