というわけで、昨日が阪神の敗戦記念日になりました。最終戦はいちおう試合の体になりまして(笑)、2対3。しかしこの2点もポテンヒットにイレギュラーバウンドのラッキーヒットでとったもの、あまりに惨めで可哀想だと思し召した「野球の神のお情け」というヤツであったかもしれません。
すでにネット上では「戦犯探し」が盛んに行われています。主なのはこんなとこかな。
その1:岡田監督…短期決戦なのに流れ変えるような臨機応変の対応まったくなし。きわどい判定でベンチ飛び出すぐらいの気迫出してほしかったが、そんな風もナシ。
その2:矢野…あまりにも工夫のないリードで4試合マスクかぶり続け、総失点33! 打つ方ではそこそこ貢献するも「どうでもいい場面」でのヒットばかり。最終戦では一本出れば明らかに流れ変わる場面で二併殺。敢闘賞もらったのも悪い冗談としか思えず。
その3:金本…4番の癖にまったく打てず、もっぱらブレーキ。「頼れるアニキ」伝説もしょせんは幻想に過ぎず。
その4:井川…エースの自覚まったくなしで初戦であえなく轟沈(しかし最初からあまり期待されてなかったのか、さほどのバッシングなしw)
その5:日程(笑)…パリーグのロッテがプレーオフで勢いつけて乗り込んだのに対して、ずっと待ってて試合カンを失ってしまったのが阪神。日程に原因アリ(といっても、例年そういうパターンなのに、セの優勝チームがいつも惨敗してるわけじゃないんスよね)
その6:村上ファンド…日本シリーズ前の大事なときに株買い占めとかで雑音出しやがって、という批判。
…まあこんなこと言ってけばきりがないのですが、実際、4戦全敗、しかも一度もリード奪えず、ホームランはゼロ。さらにいえば総得失点差は4マイナス33で、なんと「マイナス29」。試合的にも全然みどころなかったし、確かに『史上最低最悪の日本シリーズ』だったと言わざるを得ないでしょう。阪神ファンとしては戦犯探しに躍起になるのも無理はない、か…。
ただ、今年の交流戦ではロッテとほぼ互角の戦いをしてたのだし、そんなにロッテと力の差があったわけじゃない、とは思ってる。やっぱりチャレンジ精神を失ってしまって、「ロッテに胸を貸してやる」的なおごりがあったんだと思うわけです、前にもちょっと書いたけれど。
阪神ファンは選手を甘やかす」とよく言うけれど、そうするとある意味、選手たちをつけあがらせてしまった我々ファンにも大きな責任はあったのかもしれないわけですなぁ…ともあれ、この屈辱はけっして忘れないでほしい、ここから臥薪嘗胆が始まるのですから。