2020年02月

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 ひさしぶりに行った。
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「インプレッサで遊ぶシリーズ」の一環として、今回はドラレコ周りの工作をしてみた。

ドラレコで撮った画像を見ていて一つ気になったのは、画面下にクルマのダッシュボードが盛大に映り込んでいることである。フロントガラスが斜めなので、そこにちょうど直下のダッシュボードが反射して映ってしまうのである(下の写真参照)。まぁどうでもいいっちゃあイイんだが、気になりはじめるとイカン。何だか気に入らん。

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だが、ネットで調べると、これは工夫次第で防げることが分かった。

要するに「偏光フィルム」(ないしは偏光フィルター)なるものをドラレコのレンズの前につけると縦横の一方のみの光のみを通すようになり、逆にいうと、この余計なフロントガラスからの反射をブロックすることができるというのだった。

…と書きながらも、実は今ひとつこの偏光板なるものの性質をよく理解していないのだが、ともかく自分でも細工をしてみることにした(こういうDIYに取り組んだLAYZさんという方のサイトをみて基本的にマネした。改めて御礼申し上げます →ココ


【準備】
この前しらべたら、オレの買ったインプレッサの純正カーナビにはパイオニアの「CA-DR03TD」のカメラがついている事が判明した(写真左)。どっかに寸法図とか転がってないかと探したが見当たらん。なので実測の必要がある。すでに実装されているカメラなのでいまさら外すワケにもいかず、面倒であるが仕方あるまい。

とりあえず、前の方に若干突き出しているレンズ鏡筒の直径をノギスで測る。フロントガラスのすぐ近くにあるので手を伸ばして測定せねばならず、ちゃんと測れているかリアルタイムで目視できない。そのせいか測るたびに数字がバラバラである。ちょっと怪しいが、最終的には22.0mmぐらいかと思われた。


さて、このあとの作業としては
①厚さ3mmのゴム板をドーナツ状にくり抜く
②そのドーナツの一方に、丸く切り抜いた偏光フィルムを貼り付ける
③ドーナツをカメラの鏡筒部にはめこむ

――という段取りを考えた。

まずはドーナツ。嵌めこむ時、少しキツめのほうが具合が良いのではないかと考え、設計上の内径は鏡筒の実寸22ミリ(?)より若干小さめの21ミリ、外径はかなり余裕を取って31ミリにする。

この設計に従い、コンパスカッターでゴムを切り出す。最初に直径31ミリ(すなわち半径15.5ミリ)の円盤を切り抜き、二度目はその円盤の内側を直径21ミリ(すなわち半径10.5ミリ)でさらに切り抜く。

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*が、実際やってみて思ったが、コンパスカッターでそんなに精密なカットできるのかというと、ちょっと疑問である(けっきょく寸法はテキトーになってしまったと思う)

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偏光フィルムもカット。この写真は、ゴム板同様にコンパスカッターで丸く切り抜いたものだが、よく考えるとこれだと真ん中に穴が開くので画質が損なわれてしまう。最終的にはハサミで丸く切り抜いた。
















とりあえず完成したゴム製のドーナツをクルマのところに持っていき、ドラレコのレンズ部にちゃんとハマるかチェック。しかし、ちょっと引っ張って伸ばさないと嵌まらない感じで、けっこうキツかった。偏光フィルムをつけたゴムを嵌めてからグルグル回し、偏光フィルムが適正な装着角度になるよう微調整する――みたいなことは難しそう。

なので、当初の方針は変更して以下のような段取りでやってみた。
①両面テープを片面に貼ったゴムをレンズの鏡筒にとりつける
②現場でドラレコ画像をリアルタイムで画面表示しつつ、その前に偏光フィルムをかざして効果のある向きを確認
③正しい向きで両面テープに偏光フィルムを貼り付ける

*なお、両面テープは手元にあった適当なヤツを使ったら「紙用」ということなのか、ゴムにくっつかず使い物にならなかった。さらにゴソゴソ探したら「スコッチ 外壁面用強力両面テープ」いうのが出てきたので、これを使ってみたらどうにかくっついたようであった。基本的に「ゴム用」と書いてあるのを使うのが無難であろう


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写真左は両面テープを貼り付けたゴムドーナツをクルマに持ち込んで、レンズの鏡筒に嵌めこんだ状態。このあと剥離紙をはがして偏光フィルムを貼り付けたのが写真右。いずれもピンボケ写真で申し訳ないが、写真右をよくみるとゴムの脇から両面テープのブヨブヨが若干はみ出しているのが分かる。苦労がしのばれるw


ということでいちおう工作終了。念のためドラレコ映像から切り出した写真を以下に貼っておくが、フロントガラスからの映り込みはあまり気にならなくなった(まったく無くなったワケではない)。

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昨年末にやってきた新車インプレッサスポーツであるが、その後も休日などには極力乗るよう心がけてきたせいか、結構体になじんできた感がある。

ここまで高速道走行が多かったこともあるだろうが、燃費も12~13キロ/リッター台で推移しており、まずまずである。

インプレッサのもうひとつの弱点だといわれるエンジンも、確かに低回転域のトルクはこれまで乗っていたゴルフの1.4Lダウンサイジングターボと比べればちょっと薄い感じではあるが、走行モードを切り替えるスイッチをスポーティ寄りの「Sモード」に入れれば、まぁそこそこ頑張ってくれる。

高速道での半自動走行を可能にするツーリングアシストはすこぶるラクである。悠々と走る分にはとりたてて問題はない。ということで、おおむね満足しているところである。

ただ、ちょっと気になっている点がないではない。ディーラーでつけてもらったインプレッサの純正ドラレコである。

今回買ったのはフロントカメラとリアカメラがついたヤツで、三菱のカーナビ(DIATONEサウンドナビ NR-MZ300-BIN-3)と連携する。つまり、車内のナビ画面で録画したドラレコ映像を見ることも可能だ。そういうところは大変結構なのだが、いろいろチェックしていくと物足りないところも出てくる。

で、とりあえず見ていただきたいのだが、これはドラレコのSDからPCに落としたドラレコの映像(というか映像から切り出した写真)である(mp4)。

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ご覧のように奇妙な画像である。この上のほうに映ってるのはフロントカメラが撮った映像で、解像度は1920×1080。左下に映り込んでるのはリアカメラが写したもので、解像度は640×480である。そして右下のブラックアウトしたところに時間とか場所のデータが入っている(ちなみに位置情報などは消してありますw)

ということで、オレも今回初めて知ったのだが、つまりこのドラレコは前後の映像を別々のファイルにするのではなく、一つのファイルにまとめて記録しているのだった(従って画像全体のタテ方向は1080+480=1560ピクセルということになる。結果、全体だと1920×1560というヘンなサイズになる)。

で、この画像をつらつらと眺めると、やはりリアカメラの性能の貧弱さが際立つ。きょうび珍しい640×480であるから走行車両のナンバーはほぼ視認不能である。あおり運転とかされた時の証拠にはなるだろうが、あくまで前のカメラの補助役ということなのだろう。

実のところ、このリアカメラはバックモニター用のカメラを一石二鳥の兼用で使っているヤツなのでいろいろ言っても仕方がないのだが、う~ん、こうやって眺めてみると、やっぱショボショボ感が漂ってきていささか哀しくなるゼ。

それともう一つ言うと、オレは当初、このフロントカメラの映像をPCに落として「ドライブ記録」とかいって保存するのもいいかなーと思っていたのだった。だが、こういうデータだと、フロントの画像だけ切り出そうとしてもどうやればいいのかわからない。

ちなみに、ドラレコ付属のSDカードに入っていたビューワーソフト「DR Video Viewer」(ググって調べるとどうやらパナソニック製らしい)で見ると、もちろん上の写真みたいな映像が出てくるが、それだけじゃなくて、ボタンを押せば「フロント映像だけ」「リア映像だけ」という風に画面を切り替えて見ることもできる。下の写真は「フロント映像だけ」モードで映し出された画像である。

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こういう細工ができるんであったら、うまいことやりゃフロントカメラの映像だけ切り出せるンじゃねーかYO!と思ったりもするのだが、そこはなにぶん典型的文系脳の悲しさで、そこで思考は停止してしまうのだった。


【追記】

えーっと、すぐ上で「映像の部分的な切り出しとかできんのか?」と書いたところであるが、そこは自己解決しました。「Filmora9」みたいな安いソフトを買えばトリミング、簡単にできるのネ・・・

なお、「そもそもこのドラレコはドコ製なのか」という問題であるが、ネットでググってみた限りでは「インプレッサの純正はデンソーテン製だ」といろんなとこに書いてあった。してみると、今回からパナソニックに切り替えたのだろうか? 念のためデンソーテンのドラレコビューワー「DR Viewer S16」ゆうのをネットから落としてきて、ドラレコ映像を映してみようと試みたが、「開けません」とかいって拒否られてしまった。

【追記その2】

「これってパナ製みたいだけどホントにそうなのか? わからん」的なことを上で書いたばかりだが、その後、スバル純正ドラレコのフロントカメラを写真に撮ってきて(写真上)これをネット上に転がってるパイオニアのドラレコ商品の写真と比較してみた。で、見たところカメラの形状はほぼ同一のようである。どうやらこれは「CA-DR03TD」(写真下)がベースのドラレコのようだ。この機種の説明書をネットで拾ってきてザッと見てみたが、まず間違いない。

ただし、「CA-DR03TD」は同型のカメラをフロントとリアに取り付けるドラレコであるが、今回のインプレッサの場合(何度もしつこく書いて恐縮ではあるが)リア用カメラはリアビューカメラで代用している。「後ろの撮影にわざわざ専用カメラなんかつけなくてエエやろ。無駄無駄無駄」という判断を下したようだ。コストカットということなのだろうが、もうちょい優秀なカメラだったら良かった。チト残念。

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【追記その3】

上のほうで、「このドラレコはドコ製なのか?」問題をイロイロと書いたけれども、ディーラーからもらったままどっかに放り出していた説明書が出てきたので、この問題はカンタンに氷解した。品番はパナソニックの「CA-DR03TDFA」。やはり「CA-DR03TD」の後部カメラを省略したスバル向けの製品ということらしい。以上、一件落着。










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