アニメ版の「屍鬼」、年末で放送終了した。

結局最後までフジリュー版のキャラにはなじめなかった。辰巳の耳とか、りっちゃんの髪とか、やっぱりこれは言語道断といわざるを得ない。が、あとは総じて上手く作ってあったのではないか。

お笑い担当としての正雄or「日村」、あるいはセクスィ担当=ありえん服装の千鶴or最終回何故かおっぱいが巨大化していた恵とか、その造型にはややあざとさを感じさせるものがあったが、これも許容範囲内。

一部グロっぽい表現もあったが、あまり萎縮せずに表現の可能性を開いたという点でこれはむしろ評価の対象だろう。

まぁ最終回、いささか尻切れトンボ気味で、慌てて収束を図った点は残念ではあったけれども、こればかりは回数制限がある以上、あまり追及すべきところではないだろうな。エンタテインメントの範囲を踏み外さず、しかし「みんな顔をそむけて直視しないようにしてるけど、生きるってけっこうシビアなことなんだぜ」的なメッセージを発し得ていたと思う。久々に面白いアニメであった。以上、私的備忘録として。

以下は……思いでとして。

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