原発については、何万年・何十万年単位で管理が必要になってくる高レベル放射性廃棄物をどうすんのよ、という議論があるわけだが、「とりあえず原発必要→じゃあしょうがないから子孫の代にツケ回しとくか。おあとヨロシク」といったあたりが、積極的に抑制を訴えてこなかった多くの国民のホンネといえるのではないか。

じっさい、今でも日本国民の総意としては「原発即刻とめるべし」という話にはなっていないようであるし。

なんか強引に文化論に落とし込むのは無理があるとは思うのだが、このへん、どっか「身内なら許してくれる」みたいな日本人独特の甘えがあるような気がしてならないなー。あと、「いや、なんかほっとけばいつのまにか収まるものなんです、何事も」といった、いわば「水に流す」風土とか関係あるんじゃないかなー。などと妄想はひろがる。

ま、しかし、年金問題とかとレベルが違って、これはそれこそ万年単位の子孫へのツケまわしだし、放射能とかは(水で洗うとすこしマシではあろうがw)水でそうそう流せるものじゃないし。子孫がそうそう「甘え」を許してくれるかどうか。

年寄りが次の世代に「お前らはな~」と説教するのはよくあるパターンだったが、これからは「ジジイたちのせいで散々なことになっちまったぞ!!」と上の世代が罵倒されるのがデフォルト、という時代がやってくるのかな。