ということで、ジャック・ヴァレの3部作をひそかに読み進める私的プロジェクトを継続しているのだが、その中の1冊「Revelations」が、ジャック・ヴァレー著・竹内慧訳『人はなぜエイリアン神話を求めるのか』(1996・徳間書店)として邦訳されていることは、版元が「ショッキングサイエンス 脳内メカニズムの悲劇!? 」という意味不明のサブタイトルをつけて失笑をかってしまった点もコミで有名である。

で、以下は後日に備えての私的メモなのだが、これは全巻を訳したものではなくて尻切れトンボになっている、という指摘がどっかであったのを思いだし、改めて調べてみた。すると原著のしょっぱなの「Acknowledgements」が省略されているのはマァ良いとしても、最後の「Conclusion」が省略されていたことがわかった(そのあとのAppendix、Indexも当然ない)。結論部を省略したのだから、尻切れトンボ感があるのは当然だった。

そんなに長くないので、いつかこのConclusionも読んで、3部作読解プロジェクトを終了したいなあと思う。