
WOWOWでやってたので、つい見てしまう。
やはり邦画屈指の名作である。
主人公・渡辺勘治に扮した志村喬の名演(あの目をカッと見開いてまったくまばたきをしない演技!)は勿論であるが、小田切みきの輝きったらどうだ! 自分の親とおなじぐらいの世代で既に鬼籍に入っている人に言うことではないけれども、AKBの隅っこにいるような小娘なんかには負けない魅力をはなっておるぞ。
もちろん、助役を演じた中村伸郎のクソ憎たらしさといったらないし、いつもながらの左卜全、鶴太郎がよくモノマネしていたことで知られる浦辺粂子をみられるのも素敵。
で、よくよく考えると、この映画に出てた主立った俳優で、存命なのは昭和元年生まれの菅井きんぐらいしかいないのではないか。昭和は遠くなりにけり。
まぁしかし画質ボロボロでもこうやって60年後にひとを感動させたりできんだから、やっぱ映画というのは凄いものである。関係ないけど、むかしから映画監督が美人女優と結婚しちゃったりするケースは多いわけで、これもまた映画というマジックの力なのであろう。以上、チラ裏であった。
(しかし、この映画ポスターはどうにかならんものか。中居正広みたいなのが笑いながらブランコに乗ってるし、隣りには何か野人みたいな生物の姿ハッケン。今みると何か悪い冗談っぽくて、引いてしまうぞw)
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