今回の読書感想文も、むかし開設していたサイトからの転載である。とゆーか、順序立てて話してみると、この本が絶版になっていることを知ったオレが、思いあまって「復刊ドットコム」に復刊リクエストをしたのが2001年2月16日のこと(らしい。「復刊ドットコム」の記録を信じる限りw)。

そのとき「リクエスト内容」として書き込んだ文章を、たぶんネタ不足だったのだろう、当時のオレは同年10月11日に自分のサイトに転載した(らしい)。で、その文章をまたまたネタ不足に陥ったオレが再びこのブログに転載することにした、そーゆー話である。

聞くところによればこの本、今年中に国書刊行会から復刊されるのでは、というウワサがある。どうせ遅れるだろうヨという気がしないでもないが、まさに十年越しのラブコールであったのだなと感無量(なお、アマゾンを見てみると「どーせ復刊なんてもっと先よ、先。企画自体ポシャるかもしれないから、今のうちに買っとけよ」と言わんばかりに古本を出品しているヤカラが結構いて、本日10月15日の時点で最安でも8,789円! 国書刊行会、完全に舐められているナw)


何かが空を飛んでいる

何かが空を飛んでいる

  • 作者: 稲生 平太郎
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 単行本


 オカルト雑誌の定番のひとつが「宇宙人」ネタ。でも、「彼ら」は本当に「UFO」に乗って宇宙からやってきているのだろうか。そんなわけねえだろ、と普通の人は思う。でも、「わたしは見た」と言い張る人は後を絶たない。これって、なんなんだ!…というわけで、著者は一つの仮説を提示します。

 これこそ「現代版の妖精目撃体験じゃないか」と。いつも世も、人は何かの拍子に「奇っ怪なもの」を見てしまう。いま、心ならずも見慣れない存在に出会った人は、それを「宇宙人」と言い表すしかないのじゃないか…そんな議論が実証的な「UFO研究」を踏まえて展開されます。

 実は以前パソ通のフォーラムで教えてもらって興味をもち、国会図書館で一度閲覧した本なのです。というわけで以上はうろ覚えの要約。けっこうイイカゲンかもしれません。ま、とにかく再版をアツク希望している本なのです。(2001/10/11記)