“自立”高橋尚子が始動--「チームQ」を設立
 陸上女子マラソンの高橋尚子(33)が、自身専属のスタッフで構成する「チームQ」を設立し、1日に始動した。

10年間指導を受けた小出義雄氏から自立しての活動を本格的にスタートさせた。

 午前7時、自宅に近い千葉県長柄町の日本エアロビクスセンターにトレーナーの西村孔さん(32)、調理師の佐藤直子さん(25)と集合。近くの道路などで90分間、約17キロ走った。高橋は「初心に帰って頑張りたい」と笑顔で意欲を語った。

 練習コースは起伏に富み、「ここで走ったら絶対に強くなる」と手ごたえも見せた。高橋は、千葉市緑区を拠点に選び、5月27日に転居を済ませた。マラソンで2時間12分台の記録を持つ男性の練習パートナーも内定し、11日から合流予定。6月中旬には米国ボルダーで合宿に入る。【石井朗生】

毎日新聞 2005年6月1日 東京夕刊


で、どうでもいいのですが、昔からちょいと疑問に思ってることがあります。

「女性スポーツ選手と師匠の関係」ということについて、です。何となくの印象に過ぎないのですが、成績抜群の女性選手のカゲにはカリスマ性たっぷりのオヤジが必ずついているのではないか、という気がする。

古くは東京オリンピックの女子バレーチーム、いわゆる「東洋の魔女」を率いた「鬼の大松」こと大末博文監督という方がいましたね。

今回ニュースになっている高橋選手も、ここまでは小出監督という名伯楽と二人三脚で成績を残してきたわけですね。有森裕子さんもそうでしたが、とにかく有無を言わせずグイグイ引っ張ってくカリスマコーチと、その指導を信じてひたすらついていく女子選手…こういうパターンが結構結果を出している。そうそう、中国の陸上にも「馬軍団」というのがありましたな~。スポーツ界にはうといのですが、とくに陸上競技に多いのかしら。

で、その背景に何があるのか。私的にはやっぱりどこか男女間の「エロス的なもの」が魔術的な効果を発揮しているような気がしているのですが、これは偏見なのかな~。

ともあれ、この仮説でいくと、小出さんと別れた高橋Qちゃんは、どうも浮かび上がれないような不吉な予感があるわけですが、さてどうなんでしょうか。