しかし、何ですな、プロ野球も「巨人幻想」がすっかりうち砕かれてしまいましたな。民放のドル箱ともいわれた巨人戦のナイターでさえ、今季はある試合の視聴率は5%というていたらくだったそうではないですか。巨人戦のテレビ中継も、試合途中なら9時半まで無条件で延長するという慣例が崩れてしまったし、このまえはナイターを実況せずに深夜に録画放映した局もありましたなー。

というわけで、巨人幻想の崩壊はアンチ巨人のワシとしては「たいへん結構」といいたいところですが、まだまだ問題はある。例えばきょうの夜、セ・リーグの天王山ともいうべきの中日VS阪神戦があるわけですが、単体中継はナシ(関東ローカル・地上波の話ですが)。ところがテレビ番組表などみると、フジテレビでヤクルトVS巨人戦はしっかり放送がある。いまさらそんな試合誰が見るかといいたいじゃないですか。ちなみに、くだんの首位決戦はこの中継の中で随時速報を流すらしいですが、そんなお茶を濁す程度のことでいいのか。

別に阪神ファンだからっていうわけじゃなくて、こういう状況なら変な消化試合流したってしようがないでしょ。もちろん、プロ野球中継については年間契約みたいなのもあるだろうし、急に放送ってわけにはいかないのでしょうが、いつまでもこれじゃまずいでしょ。もはや惰性に身を委ねるのはやめてプロ野球にも改革を、といいたいのだ、ワシは。

9月8日追記: じっさいに7日のDT戦は壮絶な試合になったようですね。これを放送せずして何を、と改めて言いたいところですが、ちなみにこの日のフジテレビの巨人戦中継の平均視聴率はなんと4・6%だったそうな。あ~ぁ。