またまた物欲がフツフツと沸き上がって参りまして、PC用の液晶ディスプレイは今どうなっておるか、ネットで調べはじめております。
と、前々から思っていたのですが、ここでも近年の家電業界などでよくみられる「悪貨は良貨を駆逐する」の法則が働いているようなのですナ。パッと見はいいけれど、その陰ではコストダウンが最優先され、本当にベーシックな性能の部分はないがしろにされてしまう。結果、「本当に欲しい商品」はなかなか売っていないという状況になる……憤懣をぶつけるため、そのあたりの感想は後日書こうと思ってるわけですが(まぁほとんど独り言モードじゃがw)、そういえば昔べつのブログにそんなこと書いたなぁと思い出したので、(読む人も少なかろうが)以下に貼っておきませう。
 

 
世の中よくなってるのかナ
2004/10/1

何というか「科学技術の進歩」信仰みたいなものがありますね。
技術はきのうより今日、きょうより明日が進んでいる、というわけです。

家電の世界なんかでもそうなわけで
音楽テープやビデオテープは劣化するが
CD-RやDVD-Rは半永久的に大丈夫みたいなイメージ、あるでしょ?

ん?ないですかそうですかすいません、
まあなりゆきじょうここではそういう話にしといてください。

ところが実際どうなのか。
ネットでこの前調べてガクゼンとしたのですが
CD-RやDVD-Rの方が長持ちするとは限らない、のだそうです。
あの手のメディアはたとえば日の光とか、いわゆる光にあてると
テキメンに劣化してしまうもののようです。

しかも、というか、この手の製品、
最近は台湾とかマレーシアとかで大量生産されてるけど
何というかこういう後発工業国で「安価」に作ってしまう
ハイテク製品?はどこかその辺の信頼性が乏しいらしい。
(このくだり、何となくそう読める情報が多かったと言うことでご容赦を)

価格破壊とやらで、市場ではこの手の安手の製品が幅をきかせるから
実際にわれわれが手にすることのできるCD-RやDVD-Rは
「むかし出回ってたのより良くない」ということもありうるらしい。
(「店でみかけたら迷わずゲット」みたいに語られる旧製品もあるw)

確かに最先端の技術は年々進んでるんだろうけど
じつはわれわれ消費者サイドからみたら
その「成果」が享受できてるのかどうかビミョウなとこがある。

けっきょく「20年先」みたいなことは誰もかんがえてなくて
ここ二、三年しのげればいいや、みたいな「病理」が
いたるところに広まっているということじゃないか。

たしかに20年先に今のCD-RやDVD-Rが使われてる保証はないし
その時点で「読めなくなってるやんけゴルァ」
というクレームがくる可能性はまずないでしょう。
(たぶんかける機械がなくなってるんじゃないか)

でもいいのか、それで?
なんかいやだな俺は、と思うきょうこのごろです。