たまにセールス電話がかかってくる。この23日、休日の夕方にまた来た。「シーエスのタノクラ」と名乗る男。思い出した。この「シーエス」は、いぜん電話をかけてきたことがある。タノクラは「ディベロッパーの会社」と言っていたから、どうやら不動産業らしい。活動エリアは関東圏ということなのだろう。

じつは小生、セールス電話を撃退するのがひそかな趣味。ガチャ切りしないで長々お相手する。「特定商取引法」とか「個人情報保護法」をもちだして、相手をへこますと「やったー」と思う陰湿(笑)なタイプ。今回はこのタノクラがあまりにもバカだったので、法令遵守を諄々と説くスタイルを忘れ、ついつい「タノクラおまえバカか」「低能か」「おまえそんな下劣な仕事やめろ」などと声を荒らげてひたすら罵倒し続ける下品な対応をしてしまった。反省反省(笑)。で、小一時間。

ちなみにタノクラは、「会社の所在地を教えろ」「電話教えろ」と迫っても、「そんなことよりお話ちゃんと聞いていただけますか?」などと話をそらし続ける。「30秒やるから用件を言え」といっても、トンチンカンなことを言って答えず、おそらく「ともかく何でもいいから面談アポをとりつけなさい」とマニュアルに書いてあるのだろう、何の戦略もなく電話を握り続ける阿呆ぶりを発揮し続けた。

こいつ、冒頭用件を聞いたときには「営業の電話ではない」といっていた。しばらくたって、「いや営業です」と言を翻す。「おまえウソついたな」と迫ると、「いや、あなたの考える営業はセールスでしょ? セールスじゃないということをいいたかったので」だって。バカは日本語も使えなかった。

で、こっちが大声を出すと「社会人でしょ? その言葉遣いはよくない」云々。これも悪徳テレホンアポインター御用達のマニュアル棒読みしてるのが丸みえ。「おまえごときに何で敬語つかわなきゃいかんのだ!」と一喝してやった。

けっきょく「つながったら何分粘りなさい」みたいなノルマ時間をクリアしたのか、向こうから切ってきた。そのあと136で相手の電話番号確認を試みたら、案の定「非通知」。「シーエス」でググってみると、「迷惑電話をかけてきた」といった情報は出てきたが、真っ当な会社であれば会社概要とか何かしらちゃんとした情報がヒットすべきところ、そんなのは一件もなし。社名、そしておそらくタノクラという名前自体もたぶんウソなのであろう。

今回はOKWaveに「この会社、知りませんか?」と質問を挙げておいた。「そういう輩は相手にしないでさっさと切って」的なアドバイスを頂いたが、電話を受けてしまうとついついゴキブリ野郎退治に闘志がみなぎってしまう小生なのであった。ともあれ「シーエス」にはご注意くださいな。

追伸
とはいえ疲れる話ではあるので、非通知電話の着信を拒否するNTTの「ナンバー・ディスプレー」導入も一瞬考えてみた。が、こいつ、工事費2000円、ランニングで月400円も取るらしい。ケータイならタダでできるのに何だそりゃ。市場寡占にあぐらをかいて「取れるところから取る」阿漕さにあきれる。で、当面導入はしないことにした。

NTTがナンバー・ディスプレーただにしたら、振り込め詐欺なんてかなり減ると思うのだが。まぁ現状濡れ手にアワなのでそんなことしないだろうな(「表示番号を偽装する方法があるのでナンバー・ディスプレーは万能ではない」とかいう話をネット上で見たが、仮に本当だとしてもそれは例外的なケースだろう)。ほんとにどいつもこいつも、である。