もう左うちわで何があろうと優勝だと思っていた阪神が、遂に10.8決戦で巨人に追い落とされた。勢いの差を考えれば、残り3試合で阪神3勝・巨人1勝2敗はまずないだろうから、まず99%、優勝は決まった…。

しかし昨日の試合など振り返ってみると、こんな戦力でよくここまで来たものだなぁと妙に不思議になってくる。なんで途中まであんなに強かったんだろう、って。


JFKの不敗神話も昔の話。先発陣も大黒柱的存在がいないから、いまだに御大下柳あたりに期待せざるを得ない。こないだのヤクルト戦なんてリーソップ先発ですからネ…。

そして、冷静にみればただでさえ非力な打線。金本、矢野もそう先が長くないとすれば、今年前半の快進撃はロウソクが燃え尽きる前の一瞬の輝きだったのかな、と不吉な考えが脳裏をよぎる。

ま、クライマックス・シリーズで勝って、昨年同様、巨人に不全感を抱かせて1年を終わらせるというイヤガラセはまだできる余地があるのだが、なんかこの一月ぐらいの阪神みてるかぎり、そんな反発力ももうないのかな。寂しい終戦であった。