ネタもないので、またFFXIの話。アマゾンで買った古本「ヴァナ・ディール滞在記」が届いたので読みました。

ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記

ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記

  • 作者: 永田 泰大, みずしな孝之
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2003/04/26
  • メディア: 単行本
 

「ファミ通」ライターから、いまエッセイストみたいになってる(らしい)永田泰大という方が実際にFFXIやって書いた「体験記」ですね。右も左もわからず右往左往するとこ始まって、いろんな出会いがあって、感動してガックリして、といった日々を実に軽妙につづっております。2002年あたりの記録なので今と事情は若干変わっているのでしょうが――端的にいえば当時はレベルの高い人はそんなにいなくて、相対的にいえば初心者が多かった筈です――この方もいわゆる「効率厨」思考には一定の距離を保っていて、むしろ何ということのない会話からいろいろ考えたり、おおげさにいえばテツガクしちゃったりすることを楽しんでる。

むろん初心者ばっかりでガイド本もそんなになくて、「どーするどーする?」ってみんながコワゴワ手探りで遊んでた当時だからこそ、ホントの「冒険」ができたんだろうなーっていう気もするけれど。う~ん、そのあたりは何かオンラインゲームの宿命なのかなぁ、「β版テストのころが一番楽しかったな」という声はゲームの種類を問わずよく聞くような気がするのだけれど。