オレがクルマに積んでいるDIATONEサウンドナビ(NR-MZ300-BIN-3)には三菱の「OpenInfo連携サービス」という機能が搭載されていたのだが、このサービスが6月末をもって終了した。
要するこのOpenInfoというのは、走行中のユーザーから吸い上げた情報を元に三菱サンの側からユーザーに向けてリアルタイムの渋滞情報を打ち返してくれるというサービスで、その渋滞情報はネット環境さえ用意すればカーナビ上で随時確認できるというのがウリであった。その事業展開についてはいろいろ経緯はあったようなんだが、このシステムはもともとパイオニアが「スマートループ」という名称で立ち上げたもので、これにカーナビを作っていた三菱などが相乗りするかたちでシステムができあがったということらしい。
もちろんこのシステムが津々浦々まで広まれば精度の高い交通情報が供給されることになるワケだが、どうもこの事業、初手からあんまり勝算がなさそうではあった。というのも、今や誰もが持つにいたったスマホには、端末の位置情報をベースにしたカーナビアプリというのがあって、最近では「アプリが入ってりゃカーナビなんか要らんでしょ」という話になっている。実際、三菱も今ではカーナビ事業から撤退してしまった。圧倒的なユーザ数を誇るスマホ勢力にスマートループなど勝てるワケがない。パイオニア製のカーナビではなおサービスが続けられているとも聞くが、これもいつまでもつことやら。三菱としても、成り行きで継続していたOpenInfoもさすがに潮時ということになったのであろう。
で、このOpenInfoを利用するには先に述べたようにネット環境が必要であるから、オレなども格安のデータ通信用simを契約して「FS030W」というモバイルルータに突っ込み、これを車載機器として使い始めた。それが2020年のこと。だがこのFS030Wも少なくとも車載用機器としては無意味な存在になってしまった。手元には古びて薄汚れたたモバイルルータがひとつ。それは日進月歩にして栄枯盛衰激しきこの世界のキビシサを象徴しているようでもある。

使命を終えたFS030W。ヤフオクで1000円ぐらいで売れんかなあと思うのだがどうか

使命を終えたFS030W。ヤフオクで1000円ぐらいで売れんかなあと思うのだがどうか







































