カテゴリ:身辺雑記 > ハトよけ

オレはマンション住まいなのだが、ときおりベランダにハトのハネだとかフンだとかが落ちているのを見かけることがある。要するに各地で頻発しているハト害というヤツなのだが、ともかく勝手に侵入してきてひとさまの家を汚していくヤカラは不愉快である。無職でヒマなせいか(笑)最近コレがちょっと気になってきた。

ホントなら火器を用いて侵入次第射殺してしまいたいところだが、残念ながらヤツらは鳥獣保護法だか何だかに手厚く守られていて殺傷するとコッチがタイホされるらしい(泣)。フンと一緒に病害菌をまきちらしとるハトが保護対象というのはどうにも解せないが、まぁ日本というのは大昔から人間を差し置いて「生類憐れみの令」を出したりするおかしな国なので仕方が無い。殺傷せぬまでも連中に恐ろしいトラウマを与えるような攻撃方法はないかと思案しているのだが、そもそもヤツらはトリアタマなので「トラウマ」という概念はないのかもしらん。やむを得んので、とりあえずは連中を近寄らせないための対策を考えることにした。

さて、ハトの行動を監視していると、マンション一帯に飛来したヤツらはその習性としてまず第一にベランダの手すりにとまり、周囲を観察する。そして「どうやら安全そうだナ」となれば中に侵入するなりフンをするなりして(勝手に)縄張り宣言をする。ここでつけ上がるせると中にはベランダに巣を作り出す図々しいヤツもいるらしい。やはり水際作戦が重要ということのようだ。

さて、そこで一番有効な対策というのはネットでベランダ全体を囲ってしまうことらしい。しかしそんなことをするのはあまりに辛気くさいしウザい。そこでソコソコ効果があるらしい「テグスの張り回し」作戦というのを試みることにした。手すりの上にテグス線を張り、ハトをとまれなくする。そうやってお帰りいただく。これならそんなに目立たないしスマートではないか。

そこでいろいろ調べたところ、テグス張り回し用の商品は市販もされていた(→たとえばこんなの)。しかしよくよく考えてみると、オレのウチのベランダの手すりはオシャレのつもりなのか何かしらんが妙なアールがついていて、平らになっていない。それ故にこのテの器具はうまく装着できそうにないのだった。

しょうがないのでさらにググると、自作ツールでテグス張りをしている人もいた(→こことか)。マネしてみようかと思ったが、この方の細工もやっぱり手すりがある程度平坦でないとうまくいかない。万策尽きかけたのだが、たまたま大阪府のサイトで「テグス張る土台に割り箸とか使ってもエエよ~」みたいなことが書いてあったので、その線でちょっと挑戦してみることにした。

ちなみにウチのベランダの柵は凸状に出っ張った形になってンので、とりあえずその右端の部分だけ試験的にハトよけをつけた。手順は以下の通りだが、材料は基本的に家にあったものを使っている。

①支柱代わりの割り箸の真ん中あたりにテグスを結びつける。次いで、この支柱を「3Mスコッチダクトシールテープ」でムリヤリ手すりに貼り付ける。これだけだとちょっと頼りないので30cmぐらいの結束バンドでさらに手すりにしばりつけた

②テグスを張り渡す壁側には「3Mスコッチ強力両面テープ外壁面用」で割り箸を2本貼り付け、その背後にテグスを回して割り箸の支柱に戻す(なおこの壁面部の割り箸もスコッチダクトテープで補強)

③割り箸の支柱まで引いてきたテグスを割り箸上部にぐるっとまきつけ、ピンとさせてからスコッチダクトテープで固定(スコッチダクトテープに頼りっきりの男w)
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ということで、ご覧の通り「やっつけ仕事」である。とりわけデコボコした壁面部にテープでムリヤリ貼り付けた割り箸には常時「引っ張り力」がかかっているので、剥がれたり浮いたりしてくることが考えられる。支柱にした割り箸だって曲がったり折れたりするかもしらん。それでもしばらくはこんな運用でハトの出方をみる所存。

【追記】
なお、先に記したように家のベランダは凸状に出っ張った形になっているのだが、近々左端の部分にも同様に割り箸細工でテグスを張ろうと考えている。構造的には今回の右端部と若干違っているので若干アタマをヒネらないといけない。が、まぁ何とかなるだろう。

問題は中央部である。ここは横幅が5、6メートルほどもあるので脆弱な割り箸ではテグスを支えきれないだろう。そこでいろいろ考えているのだが、とりあえずこちらのサイトの方の作戦が参考になりそうだ。

要するにこの方も市販の器具は手すりに装着できないというので自作をしているのだが、その際に「クロームフリープレート」というのを使っておられる。要するに軽量で細長い金属板なのだが、コレは薄っぺらいため、ある程度曲げることができる。これを手すり部分にうまいこと貼り付けてテグスを張る支柱にした――というのである。

ウチの場合、グニャッと曲げて手すりの柵にそわせつつ、結束バンドで取りつければうまくいくのではないか。(つづく








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さて、ベランダの手すりにハトよけテグスを張る作業の第二弾である。
まずはベランダの両端を片づけてしまおうということで前回は右端の作業をしたのであるが、今回は反対の左側にチャレンジである。

今回のベランダ左側には壁がないので、まずはテグスを張るための木製器具を自作し、隣家との間をへだてるパネルにテープで貼り付けてみた。今回も主な素材は割り箸で、基本的には木工用ボンドでペタペタ組み立てた。もっとも割り箸だけでは強度が不安だったので、100均で買ってきた木材をノコギリで三角形に切り出し、取りつけてみた。
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ということでコチラが完成したところである。
どれぐらいもつかは不明です(笑)。
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あとはベランダ正面の左右約5メートルほどの手すり部分を何とかしなければならんのだが、布団を干す時に外したりできるよう、バネを仕込んで随時外せるような仕掛けにしたいと考えている。それらの部材が揃うまでは放置……と考えていたのだが、実はちょうど今朝、衝撃的な事件があった。

ベランダ中央部に大量のハトのクソが落ちていたのである。

単なる偶然ではあろうが、こんな大量のフンを見かけたのは久方ぶりであった。しかもこっちがちょうど対策を練っている時期であるだけに「やってみなよフフフ」と挑発されたようで怒髪天である。なんだこのクソハト野郎ふざけやがってゼッテー許さんからなということで、とりあえずの応急措置として手元にある部材だけでとりあえずこの部分にもテグスを張ってみた。前回にもちょっと論及した細長い金属板が届いていたのでコレを手すりに貼り付けて、テグスを張るベースにしたのである。

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「これでどうだッ!」というところであるが、実際には作業に疲れてしまい、手すりがカギ状にカクカクと曲がっている幅20センチほどの部分はテグスを張っていない。手抜きである(苦笑)。その辺から侵入される可能性もあるがどうか。とまれ、ハトよけ作戦はなお続く。(つづく



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さて、これまで割り箸を活用してハトよけテグスを張る作業を続けてきたところであるが、やはり割り箸を支柱にするのは耐久性からいってちょっとツラいのではないか。じゃあ支柱には細長い金属板を使ってみましょうかということで、前回までに一部試験導入をしたところであるが、今回改めて割り箸を全廃、金属板に全とっかえをすることにした。短い割り箸文明の時代は終焉し、ここに金属器文明が到来したのである!

今回使ったのは「KONTEC キレイ曲る板 500」という商品で、要するに長さ50センチほどの細長いステンレス板である。これは折り曲げが可能なので、クニャクニャした手すりに極力フィットするよう人力で押し曲げ、これをScotch強力両面テープ、それから今回購入したゴリラ強力補修テープ、さらには結束バンドなどを適宜用いて手すりにムリヤリ結びつけることにしたのである。






ちなみにこのステンレス板には穴がたくさん開いているので、テグスはこの穴に結びつければヨロシイ。釣り糸を結ぶのに用いられるというクリンチノットとかいう方法を試してみたが、なんかよく締まってるのかわからんので結び目にはエポキシ系接着剤をチョンチョンとつけておいた。
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最終的にテグスを張り回してピンと張ったあとの終端部も、釣り人にならってキッチリ結ぶのが良いのだろうが、最後めんどうくさくなってしまい、ゴリラの補修テープでその辺に貼りつけてオワリにした箇所もある。手抜きである。


さて、今回の作戦には若干の懸念もある。

写真でもお分かりだろうが、このステンレス板にはテグスによってかなりのテンションがかかっているので、若干たわんでいる。たわんでいって変形するとテグスが緩んでしまう。そういうことになると定期的に手入れをしなければならないのだ。しかし、ワレワレ市井の人間はありあわせの手段や道具でなんとかその場をしのいでいくしかないのである。レヴィ=ストロース言うところのブリコラージュ。頑張れオレ。

まぁそんなことはともかく、今回のテグス・プラスアルファの作戦として、こないだダイソーに行って「びっくりスネーク」というヘビのおもちゃも買ってきた(しかも4つw。適宜ローテさせればバカなハトも騙されるのではないかというアイデア)。これも適宜その辺に転がしたりしているので相乗効果が期待できよう。

*蛇足ついでに言っておくが、ググってみるとこの「びっくりスネーク」というのはハト害対策にずいぶんと活用されているらしい。ひょっとしたら誰かをビックリさすとゆー本来の役割よりもコッチのほうがメインになっているのではあるまいか。ともかく、病原菌をばらまく害鳥を敢えて保護し、ハトを殺傷したら人間に刑罰を課すという日本のキチガイ行政のせいで皆さんずいぶんお困りなのであろう。ご健闘を祈ります!


ということで今回のテグス作戦はコレでとりあえずオシマイ。また何か問題がでてきたら後日談でも書いてみよう。(おわり)

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 ベランダ正面の手すり部分は、布団干しに使われることも想定してバネをつけて取り外せるようにした。ちなみにこのバネは、「ミツギロン」という会社が出しているハトよけテグスセットに入っていたヤツ(メルカリで安く出てたのでダメモトで「テグスコーナーバー」というのを買ったのである。手すりにはうまくつかなくてガッカリしたがバネは活用させていただいた

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壁面にはテグス折り返し用に割り箸片を貼っていたのだが、これも今回はずし、ダイソーで売ってた木片を切り出して代わりに壁に貼りつけてみた

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