カテゴリ:UFO > The Field Guide To Extraterrestrials

■1986529日 アルゼンチン ラ・パンパ州サンタローサ 目撃者:オスカル・アルベルト・フロレス

家の外から犬の鳴き声とブンブンいう大きな音が聞こえてきたので目を覚ましたフロレス(28歳)は、寝室の窓を開けて外を見た。すると木々の梢の上方に浮かんでいる物体があった。そこでふと振り向いた彼は、寝室のドアのところに何者かが2体立っているのを見た。

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その存在は身長8フィートほど。手は長細く、指は3本だったが真ん中の指が一番長かった。鼻、口、耳がないこともあってか、その顔は無表情だった。目は小さくて黒っぽかった。足はベッドに遮られてよく見えなかった。

その存在はピッタリした銀色の上着を着ており、アクセサリーを下げたベルト、大きいメダルのついたネックレスを身につけていた。彼らはずっと身振り手振りで何かを伝えようとしていたが、フロレスには全く意味がわからなかった。

それから彼らは、出現した時と同様に突然消え去った。フロレスはすぐ外に出たが、ボール状の物体が南を指して飛んでいくのが見えた。それから彼はこの出来事を通報するため警察署に行った。フロレスはこの遭遇体験のあと顔の皮がむけたと主張している。彼の両親、友人はいずれもこののち彼の性格が変わってしまったことに気づいた。外向的だった彼は、心配性の内向的な性格になってしまったのである。

SOURCE: Fabio Picasso, "Infrequent Types of South American Humanoids: Part 1,"Strange Magazine, no. 8 (fall 1991): pp. 21-23, 44.

 

 【コメント】Patrik Huyghe『The Field Guide To Extraterrestrials』が取り上げているエイリアンのうち中村省三『宇宙人大図鑑』がパクらなかった面々(笑)を紹介しようという企画はいちおう該当するヤツ全部載せてしまったので今回で終了です。いやはや昔はエイリアンもいろいろバリエーションがあって面白かったですね~。

ということで閑古鳥の鳴く当ブログも本年はこれで店じまいです。それでは皆様も良いお年をお迎えください。

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■1979119日 スコットランド・ロージアン地方のリビングストン 目撃者:ボブ・テイラー

目撃者は61歳の森林作業監督官。ピックアップトラックで林地に乗り入れた彼は、木々の状態をチェックすべく新しいハイウェイの近くにある空き地に向け犬を連れて歩き出した。空き地に着いたのは午前10時半ごろだったが、そこで彼は灰色をした球体が地上に浮かんでいるのを目撃した。周囲にはへり状のものがついていて、その上には小さな窓が幾つかあった。テイラーは細部をよく見ようとしたが、その物体になかなかピントが合わない感じがした。目撃者が言うには物体は自らカモフラージュをしているかのようだった。

すると突然、その乗り物からビーチボール大の物体が2つ、すごい勢いで転がり出て、ザーッというような音を立てながらテイラーの方に向かってきた。テイラーの証言によると、その「ブツ」は「機雷」のように見え、「足」が6本出ていた。「機雷」はあっという間に彼の足下まで来た。とてもキツい刺激臭がし、そこで彼は意識を失ってしまった。

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20分ほどして意識が戻ると、飼い犬が吠えているのが聞こえた。目撃者は濡れた地面に横たわった状態で、アゴはヒリヒリし、左の太ももには痒みがあった。二つの「ブツ」と物体は見当たらなかった。テイラーは脱力感と吐き気を感じ、ノドには焼けるような痛みを感じた。彼はどうにかこうにかトラックのところに戻り、無線で助けを呼ぼうとしたがつながらなかった。そこでクルマに乗っていこうとしたが、体が思うように動かなかったせいか、トラックはすぐさま泥にはまってしまった。最終的に彼はよろめきながら歩いて家に帰り着いた。出迎えた妻によれば、彼は疲れ果て汚れきった状態だった。そのズボンは引き裂かれていた。

テイラーは医師の診察を受けたが、一方で警察はこれを暴行事件とみて徹底的な犯罪捜査を開始した。現場では地面に走る線のほか、重量物が残したと考えられるギザギザ、トゲのついたボールがテイラーを「襲った」時にできた穴が見つかった。

懐疑論者の中には、テイラーは球電に遭遇したのではないかという者もいた。しかし目撃者を知る人々は、彼は誠実な人間だと証言し、これを自然現象だという説明を否定している。

SOURCE: Peter Jordan, "UFO Assault in Scotland," Fate (June 1983): pp.68-74.

【コメント】たまたま先週テレ東で放送されたモキュメンタリー『UFO山』の作中でUFO研究家がこの事件に論及するシーンがあったばかりだが、この通称「ロバート・テイラー事件」ないし「リビングストン事件」は警察が調査に入った希有な事例として有名であるらしい(ただし傷害事件の疑いなのであるが)。ついでに想像図と現地に設置されているという記念碑の銘板の写真(redditの記事より)も貼っておこう。
しかしETのイラスト集という触れ込みで刊行されたこの本にコレを掲載するのは些かムリがあるだろう。どうみても機械だろコレはwtyhtyhtr

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■1977127日 ケンタッキー州プロスペクト 目撃者:リー・パリッシュ

ジープを運転して帰宅する途中の午前15分、19歳の目撃者は樹木の上に火のような色をした四角いUFOがいるのを見た。それは高さ約10フィートで、幅は40フィートほどもあった。すると突然、ジープは何者かにコントロールを奪われたかのように動き出し、ラジオも音がしなくなった。パリッシュが記憶しているのは、どの時点のことかはハッキリしないが自分が無音で浮かぶUFOの下にいたこと、そしてその乗り物が飛び去っていくのを見ていたことだけだった。ふだんなら自宅には7分で着くはずだったが、実際に着いたのはそれより35分も遅い時刻だった。

やがて催眠術をうけたパリッシュは、自分がわずらっていた目の痛みがどこから来ていたのかを悟った。それはUFOを目にしたせいだった。UFOの下にあったジープは空中に吊り上げられ、クルマのドアを開けてもいないのに、パリッシュは円形で大きな部屋の中へと強制移動されていた。

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その部屋には機械のようなものが3体いた。一番大きいのは高さ20フィートほどで色は黒かった。その姿は墓石のようで、小さくてのっぺりした「頭」がついていた。「肌」はところどころザラついていたが、その他の部分は滑らかだった。関節が一つある「腕」が一本ついていたが、手はついていなかった。

一番ちいさいモノは身長6フィート弱で色は赤く、コークの自販機のように四角かった。これも手のついていない「腕」を一本持っていたが、こちらには関節はなかった。パリッシュはその存在がなんだか怯えているような気がしたが、ともかくそれはゆっくりと近寄ってきて彼の頭と肩に触れた。その際にはチクッと刺されるような冷たい感じがした。彼は後になってあれは身体検査だったのだろうと解釈するにいたった。

第三の機械体は色が白く、高さは6フィート。他のものより塊感が強かった。三角形の「頭」がついていて、「腕」は2本あったが、その腕を使ったりはしなかった。これは白くてまばゆい感じだったが、他と違って唯一音をたてた。それは歯磨きをするときの音のようだった。パリッシュは「これがこいつらのリーダーだ」という印象をもった。

それから3体は一つのものに合体した。最初に一番小さいのが白いモノの背後に回り(あるいは融合したのかもしれないが)、それから白いモノは背の高い黒い存在の背後に回り(あるいは融合して)見えなくなった。黒い存在は後ずさりしていったが、そのときパリッシュは温度が高くなっているような気がした。そのとき突然黒い存在が消失し、気づけばパリッシュはジープの中に戻っていたが、この存在たちはいつかまた接触してくるだろうという気がした。事件の調査者たちは目撃者の誠実さは折り紙付きだとしている。

なおこれと同様な「四角い搭乗者」は以前にも報告されたことがあり、一例としては19689月にブラジルで早朝に起きたUFO遭遇事件がある。

SOURCE: Carla L. Rueckert, "Kentucky Close Encounter," Flying Saucer Review 23, no. 3 (October 1977): pp. 15-16, 19.

【コメント】これは「ケンタッキー版ぬりかべ」とでも言いたい案件である(イヤこういうのはぬりかべではないという「ぬりかべ警察」の抗議はこのさい黙殺したい)。ソースは例によってFSR。短いので全3ページを以下に添付。

 

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■1975年夏 コロラド州ラ・フンタ  目撃者:ジェイミー・W 

時刻は朝の8時頃。空は鮮やかなまでに青く、雲一つなかった。ジェイミー・Wと妻はフォルクスワーゲンに乗り、ボールダーから住まいのあるコロラド州ラマーへと向かっていた。ハイウェイに他のクルマは一台も走っていなかった。するとその時、彼らは道路の左側に何かがいることに気づいた。高度350フィートのあたりに、ドーナツを引き延ばしたような形の物体があった。実際のところ彼らはその穴を通して向こう側の空を見ることができた。大きさはフットボール場の半分ほどもあって、ピカピカに磨き上げられた金属製のように見えた。

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人はクルマを路肩に停めたが、そこには有刺鉄線のフェンスがあったためそれより近くにはいけなかった。彼らはそこで物体を30分から45分ほどにわたって観察した。ジェイミーは、自分たちの見ているものが何であるかはともかく、向こう側からも自分たちは見られているという気がした。そこで彼女は心の中で「私の名前はジェイミー。この星にようこそ」と歓迎の言葉を贈った。すると突然、東のほうに白くて小さな雲が34個湧き上がって西の方に向かっていった。さらにこれとは別に巨大な雲が一つ出現し、前の方にやってきたかと思うと金属製の物体を覆ってしまった。この雲がいってしまうと、例の穴の空いた物体の姿は見えなくなっていた。それから2人は再びラマーに向けてクルマを発進させたが、奇妙なことにふだんは異常なほど騒がしいタイプのジェイミーが、この時はおそろしく落ち着いて穏やかな気持ちになっていた。

それから何年かたって、催眠術の施術を受けていたジェイミーは、当時のことを思い出した。その物体を見た途端、自分はそこまで走っていこうとしたのだったが、夫はクルマを離れるなと言った。その後のことも彼女は突然思い出した。自分はその物体の中にいて、そこで2体の存在に暖かく迎えられていた。1人は男性、もう1人は女性。見たところ彼らは「北欧系」のようだった。彼らは長身で背丈は6.5フィートほど。やせていて美しかった。髪の毛は長くブロンドで、まつげも金色だった。ジェイミーによれば、その肌は真っ白でほとんど透明に見えるほどだった。2人は青いジャンプスーツを着ていたが、男性のほうは銀色のベルトをしていた。

ジェイミーはその船を立ち去りたくはなかったが、あなたはもう行かねばなりませんと言われた。すると突然、彼女は自分がクルマの中に戻っているのに気づいたが、「彼らの平和のメッセージを伝えねば」という思いを固めていたという。

SOURCE: Interview by tht author, July 10, 1987. Laramie, Wyoming.

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■19741027日  イングランド・エセックス州アヴェリー 目撃者:ジョン・デイ、スー・デイ夫妻とその子供たち(ケヴィン、カレン、スチュアート)

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デイ家の人々は親戚の家からクルマで帰宅する途中だった。子供二人は後部座席で寝ており、もう一人の子供で最年長のケヴィンはラジオを聴いていた。そのとき、青くて楕円形をした光が現れたことに彼らは気づいた。それは最初クルマと一緒に動いてきたが、それから前方へと回り込んだ。時間は午後1010分。場所は家の近くだった。その光体は道路右側の丈の高い茂みの向こうへと消えた。

しかし一家は突如ただならぬ事態が起きていることに気づいた。クルマが立てていたエンジン音は止まり、ラジオはパチパチいう音をたてながら煙を上げ始めた。さらに彼らは前方の路上に緑色をした霧が塊状になっているのを目にしたが、その直後にヘッドライトは消えた。クルマはガタゴトと動き出して霧の中へと入っていくように見えたが、一瞬音が絶えて寒くなったかと思うと、クルマは霧の外へと出ていた。数分後、彼らは自宅に着いた。しかし時間は午前1時で、到着しているべき時刻からはほとんど3時間ほども遅れていた。

3年後に催眠術の施術を受けた際、ジョン・デイは、緑色の霧に包まれてからのことを思い出した。一家とそのクルマは、円柱状の光で乗り物の中へと運び上げられた。そこで彼らは、身長4フィートほどでゆったりとしたガウンを着た生物2体に身体検査をされた。その生物たちは首がなく少し前屈みで、目は三角形。大きな耳は先が尖っていて、顔は動物のようだった。体のみえる部分は短い毛で覆われており、手にはかぎ爪状の指が4本あった。その生物たちは時折チューチューいう音を立てた。

この生物たちは同乗していた別の種族に隷従しているようだったが、その種族というのは身長6.5フィートほどで、頭をフードですっぽりと覆い、両手も全部隠れる衣服を着ていた。その口と耳は見えなかったが、唯一目がピンク色をしていることを除けば見た目はほとんど人間と変わらなかった。この背の高い方が全体を支配しているということらしく、ジョンとスーに三層になっている乗り物の内部を案内した。そうやって中を回っている最中、彼らはこの船の推進システムについても説明をした。彼らはさらにホログラフィの映像も見せてくれたが、そこには汚染によってこのエイリアンたちの母星が破壊された様子も描かれていた。

 一家とそのクルマは、彼らが掠われた場所から半マイルほど離れたところに戻された。この一家の人たちは、遭遇体験から数ヶ月のうちに性格が大きく変わってしまったとも言われている。

SOURCE: Andrew Collins, "The Aveley Abduction," Flying Saucer Review 23, no. 6 (April 1 978): pp. 13-25; 24, no.1 (June 1978): pp. 5-15.

 

【コメント】これはイングランドでも有数のアブダクション事件で「アヴェリー事件」と称されているらしい。ソースに挙げられている「Flying Saucer Review」の記事は2号連続でなかなか読み応えがある。ここには両号の記事冒頭のページと、添付されていたエイリアンのイラストを貼りつけておこう。
 なお、FSRの記事だとこの夫妻は「John & Elaine Avis」となっているのだが、これはプライバシー保護のため使われた仮名で、この本に記載された「John & Sue Day」が正しいということのようだ(ちなみに子供の名前はKevin、Karen、Stuartでともに一致している)
 しかしこの毛だらけモンスター、ナリはゴツいけれども体ちっこいし三下扱いされとるしちょっと侘しい。

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■1973年もしくは74年の或る金曜日 メリーランド州クックスビル 目撃者:マイク・シア
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或る金曜日、ボルチモア大学で法学の講義に出たあと、午後7時に友人と会う約束のあった目撃者はオルニーへと向かっていた。ボルチモアを出発して15マイルほど行った辺りで左側を見やったシアは、自分のクルマから150フィートほど離れたところにある納屋にビーム状の光が当たるのを見た。空中には巨大な物体が浮かんでおり、その周囲には赤と黄色に交互に色を変えるリングがついていた。それはベトナムから復員してきた彼にとっても未だかつて目にしたことがないものだった。クルマの窓は開いていたが、音は全く聞こえなかった。

やがて光線は消えたが、シアは怖くなってきた。何かが背後から近づいてくるように思われたからである。すると突然、その物体が頭上にやってきたのを目にした彼は、背骨に電気が走るのを感じた。それからふと気がつくとクルマはオルニーに向けて走行しており、気分はすっかり落ち着いていた。約束していたバーに行ってみると、友人はいなかった。バーテンダーの話では、彼の友人はたしかに午後7時には来ていたということだった。シアは時計を見上げた。時刻は午後9時だった。

10年後、ワシントン州で法律家になっていた彼は、この失われた時間に関してずっと抱いてきた不安や恐怖を何とかしようと催眠術を受けることにした。アブダクションの研究家、バド・ホプキンス立ち会いのもと行われた退行催眠の最中、彼は恐怖のあまりその物体をよく見られなかったことを思い出した。彼はクルマを走らせ続けたが、そこで道路の脇に4体の人間がいるのを目にした。しかし、実際には彼らは人間ではなかった。

その生物はプラスチック製の鎧のような黒い服を着ていた。顔は黒かった。ヘルメットをかぶっているように見えたが、その真ん中にはラインが入っていた。見た目はバッタのようで、腕は長く、脚はサルのそれのように曲がっていた。4体のうち3体はかなり背丈が高かった。残る1体は小さく、前面にジッパーのついた黒いシルク製のような服を着ていた。この1体は他よりかなり年かさであるように見えた。

目撃者は、クルマを降りた時に上方から奇妙な光を浴びたことも思い出した。その乗り物は近いところにいたが、ヒューンというような小さい音を立てていた。いや、実際には乗り物は二つあった。地上に降りていた小さいものと、空中に浮かんでいた大きいものである。
それからシアはその乗り物の一方に入り、テーブルに載せられて検査を受けた。様々な試料が彼の身体から採取された。

SOURCE: Gary Smith, Unspeakable Secret, " Washington Post Magazine (3 January 1988) : pp. 12-19.

【コメント】イラストはアリみたいになっているが、ヘルメットをかぶっているし見かけはバッタのようだったというからむしろ「仮面ライダー」風だったのではなかろうか。もっとも「脚はサルのそれのように曲がっていた」というから要するにガニ股だったのである。ダサい仮面ライダーである。
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1967112日 アイダホ州リリー 目撃者:ガイ・トッシー、ウィル・ビゲイ

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午後9時半ごろ、リリー郊外のハイウェイをクルマで走行中だったナバホインディアンの若者2人は、前方に突然目もくらむような閃光が走ったのをみて驚愕した。これに続いて、幅8フィートほどのドーム型の円盤が突然出現した。そのへりの部分には緑とオレンジ色の光が点滅していた。クルマを停めると、その物体は路上5フィートのあたりに浮き上がっており、一帯を緑色の光で照らした。

透明になったドーム部分からは、背の低い搭乗員2人の姿が見えた。ドーム部分が開くと、うち1人は漂うようにして地面に降りてきた。背丈は3.5フィートほどで、何かを背負っていたが、それは毛のない頭の後ろ側に突き出ていた。楕円形をした顔はシワシワで、耳は大きく高い位置にあった。目は丸くて小さく、口は裂け目のようだった。深い傷が刻まれたような顔に鼻は見当たらなかった。

そのエンティティはクルマに近づき、運転手側のドアを開けて中に入り込んできたので、若者2人はクルマの右側へと体をよけた。それからクルマは、前方数フィートのところに止まっていた物体との距離を保ったまま動き出し(ないしは引っ張られて)、小麦畑の中まで入っていった。クルマが停止してから、トッシーはドアを開けて四分の一マイルほど先の農家に駆け込んだ。その後を、おそらくはもう一体のオキュパントが発していると思われる強い光が追いかけてきた。その間、ビゲイのほうは座席で身を縮めていたのだが、そのエンティティは意味はわからないものの鳥の声のような音をたてて彼に話しかけてきた。二体目のエンティティがクルマのところに戻ってくると、車内にいたエンティティも外に出た。二体はそれからフワリと浮かび上がって物体の中へと入っていった。物体はジグザグの航跡を残して飛び上がり、姿を消した。

 トッシーはあまりの恐怖に農家の人々に話をするのすら困難な状態だった。一家の人々はトッシーをともなって畑に行ってみたが、そこで目を閉じた状態のビゲイがショックのあまり言葉も発することができずにクルマの座席に座っているのを発見した。車のライトは点灯しており、エンジンはかかったままだった。若者2人はこの出来事を保安官代理に通報し、州警察が調査を行った。周辺では他にも光を見たという人がおり、またその晩、理由は不明ながら家畜の牛が突然逃げ出したと報告する農家もいた。

 SOURCE: Richard Hall, Ted Bloecher, and Isabel Davis, UFOs: A New Look (Washington, D.C.: NICAP, 1969).

【コメント】キバこそはえてないがシワッシワの顔は甲府事件をホーフツさせて興味深い😃

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19516月 米国 目撃者:フレッド・リーガン

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目撃者の証言によれば、彼は軽飛行機のパイパーカブで飛行中、ブルブルと脈動しているひし形のUFOに衝突された。パラシュートの装備がなかったリーガンは破壊された機体ともども空中を落下していったのだが、そこでリーガンは、彼自身の言葉でいえば「ネバネバまとわりつく力」によって上方に引っ張り上げられているような感覚をおぼえ始めた。そして、気がついた時には、彼はそのUFOの中に引き込まれていた。

その中にはリーガンのほかに小さくてキラキラ光るものが複数いた。彼によれば、それらは丈が3フィートほどで、「巨大な金属製アスパラガスの茎」のようだった。その存在はどういうわけか英語で彼に話しかけてきて、事故を起こしたことについて謝ったという。それから彼らはリーガンに医学検査を行い、その結果彼がガンを患っていることがわかったので、迷惑をかけた代償ということでガンを除去してくれた。それから彼らは、飛行機の残骸がある場所からほど近い農地へとリーガンを置いていった。意識はなかったが、リーガンにケガなどは全くなかった。ここで付言しておくべきことがある。数千フィート落下したエンジンは地表下6フィートのところにまでめりこんでいたのである。

それから1年もたたない19525月、リーガンはジョージア州立精神病院で死亡した。新聞報道によれば、死因は「極度の放射線に起因する脳組織の変性」であった。

リーガンのこの奇妙な物語は、イギリスの雑誌「フライング・ソーサー・レビュー」の編集者のファイルの中に10年以上も眠っていた。しかし、1950年代にはあまりにも荒唐無稽で空想的に思われていたこの証言も、1960年代後半にはこの種の報告にしばしばみられるようになった数多くの要素を備えているが故に、むしろ予言的な響きを帯びるようになった。

SOURCE: Gordon Creighton, "Healing from UFOs," Flying Saucer Review 15, no.5. (September-October 1969) : pp. 20-21.


文書名 _FSR 1969 V 15 N 5_R
 

【おまけ】ソースとして挙げられている「フライング・ソーサー・レビュー」の記事の最初のページ。宇宙人による「治癒事例」をまとめているが、中には「X博士事件」「バック・ネルソン事件」「ワニに噛まれた警官のケガが治った事件(キール『UFO超地球人説』参照)」などかなりの著名事例が含まれている。以前「UFO手帖」に「X博士事件」について記事を書いたことがあるが、その時に気づいてれば良かったw


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■1951515日 オーストリア・ザルツブルク 目撃者:匿名

オーストリアに駐留していた或る米軍兵士が仕事を終えて午後11時に帰宅する中、奇妙なものが茂みの後ろから出てきて、カチカチいう音を立てる鉛筆型の装置で彼を麻痺させた。

 そのエンティティは彼より背が低く、肌は白色をしていて、透明なヘルメットと鈍く光る銀色の服を身につけていた。胴体はブリキ缶のような形で、両足は体に釣り合った長さであったが、両腕は人間のそれより短く、長い指は三本しかなかった。大きな頭は円柱状で髪の毛はなく、おでこはとても広かった。その目は大きくハエの複眼のようで、耳と鼻は単なる穴だけ。口のところには細い切れ目があった。 

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そのエンティティは兵士の胸の部分に黒くて四角いプレートを取り付けた。すると彼の体は軽くなってしまったようで、そのヒューマノイドは苦も無く彼を引っ張り、近くに着陸していた大きな乗り物へと連れていった。それは円形をしていて直径は150フィートほどだった。宙に浮かび上がった兵士は乗り物のてっぺん部分へと運ばれ、そこに開いたドアから薄暗い内部に入った。

乗り物の壁は透明だったので、離陸した後、壁越しに星々を見ることができた。それは月の横を通ってさらに飛び続け、ある惑星へと向かった。兵士はそれを火星だと思ったという。乗り物は地表に据えられた発着台に降りた。そこには同じような円盤型の乗り物がたくさんあった。ヒューマノイドは宙を漂いながら地面に降り立ったが、兵士はその時、辺りに同じようなエンティティが何体かいいること、そして二つの乗り物には人間が乗っているのにも気づいたが、その人たちは兵士の存在には気づいていないようだった。

 そのエンティティから外から戻ってくると乗り物は離陸し、地球へと戻ってきた。兵士は連れ込まれた時と同じように、鉛筆型の装置と黒くて四角いプレートを用いて外に連れ出された。そのエンティティは鉛筆型の装置を兵士に向けてカチカチと音をさせてから胸のプレートを外し、乗り物に乗って去って行った。家に戻った兵士は、都合1時間が経過していたことに気づいた。

195712月、自らの不気味な体験を誰かに話してスッキリしたいと考えた兵士は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州プリンス・ジョージの新聞社「ザ・シチズン」を訪れて、詳細を記者に話した。ウソを言うような人間には見えないと思いながらも記者は幾つかひっかけの質問をしてみたのだが、兵士の話に矛盾は見つけられなかった。兵士が遭遇した存在や、こうした異世界への旅についてのストーリーは、こののち10年以上を経て人々に知れ渡ることになるUFO体験談と驚くほどよく似ていた。

SOURCE: Charles Bowen, "Fantasy or Truth? A New Look at an Old Contact Claim, - Flying Saucer Review 13, no. 4 (July·August 1967): pp. 11-14.


【おまけ】ソースとなったFSR記事の最初のページも貼りつけておこう。
文書名 _FSR 1967 V 13 N 4_R



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 中村省三『宇宙人大図鑑』のネタ本になったと思われるPatrik Huyghe『The Field Guide To Extraterrestrials』(1996)については当ブログでも何度か触れているが、同書はこれまでに目撃されてきた様々なエイリアンをイラスト入りで紹介している本で、各事案が見開き2頁にまとめられているから読むのもそんなに苦にならない。加えて言えば、年を追うごとに「リトルグレイ」のような画一的で陳腐なエイリアンイメージが幅をきかせてきた現代にあって、バラエティ豊かなそのラインアップには一服の清涼剤の趣もある。たまにパラパラッとめくると新鮮でなかなかよろしい。

 ということで、この本で紹介されているエイリアンのうち、『宇宙人大図鑑』では何故か割愛されていたヤツらを紹介してみるのも面白いかと思い立った。実は同様の狙いで「モアイ男事件」(オレが勝手にそう命名したのである)について書いたことがあったのだが、今回はいわばその姉妹編ということになる。当ブログは恒常的にネタ切れなので、ひょっとしたら連載みたいにしばらく続けるかもしらん。わからんけど。



■1896年1125日 カリフォルニア州ローダイ 目撃者:H.G.ショー大佐ならびにカミール・スプーナー

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エイリアンによる誘拐といった話が一般に広く知られるようになるほぼ1世紀も前に、シャー大佐とその友人は、乗り物に乗ってやってきたエイリアンとおぼしきものたちに誘拐されかかった。ショーはフレズノで開かれる博覧会で展示をするため準備作業に取りかかっていたのだが(注:ココは今ひとつ意味がわかんない)、彼とスプーナーはその日、馬車でストックトンへと向かっていた。それは午後も遅い時間のことであったが、馬は突然怯えて動けなくなった。2人が顔を上げると、そこには小さくて華奢な手をした、背の高い3人組がいた。髪の毛はなかったが、皮膚にはフワフワした柔らかそうな産毛が生えていた。目は大きく、逆にその口と耳は小さかった。目撃者たちの証言によれば、彼らは「奇妙なほどに美しかった」。

 この存在はそれぞれに吸い口のついた袋を持っており、呼吸をするかのようにこれを自らの口に運んでいた。彼らは明るく光る卵型のランプも手にしていた。互いのコミュニケーションは、「単調な旋律」を口ずさむようにして取っているようだった。目撃者たちの話によれば、その連中は自分たちを掠おうとしたのだが、その生物はあまりに軽量だったため2人を運ぶことができなかったのだという。

 その存在が手にしたライトを近くの橋の方に向けると、そこには水上に浮かんでいる葉巻型の乗り物の姿があった。その存在は体をユラユラ揺らしつつ地面から浮き上がり、その乗り物のほうへと戻っていった。空中に飛び上がった彼らは乗り物の側面のドアから中へと滑り込んだ。物体は飛び去った。ショーはこの存在は火星から来たのだと確信していた。

ソース:Jenny Randles, Alien Contacts and Abductions (New York: Sterling, 1994)
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さて、以前このブログで中村省三『宇宙人大図鑑』のネタ本となったとおぼしき Patrick Huyghe『The Field Guide to Extraterrestrials』について書いたことがあるが、今回はこのネタ本には掲載されていたものの『宇宙人大図鑑』では採用されなかった事例をひとつご紹介しよう。イラストが衝撃的だったので。

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1972年8月28日
アルゼンチン・ブエノスアイレス州バイアブランカ
目撃者:エドゥアルド・フェルナンド・デデウ Eduardo Fernando Dedeu

午前3時、自動車の修理工である目撃者は、古いクルマで家に向かっていたが、ラジオのアンテナの調子がおかしかったので直そうとクルマを止めた。その時になって、彼は道ばたにヒッチハイカーがいるのに気づき、乗せてやった。デデウは彼と話をしようとしたが、その男は意味不敬の音を発するだけだったので諦めた。

その奇妙なヒッチハイカーの身長は6フィートよりちょっと高く、帽子のようなものをかぶり、また襟を立てたコートを着ていた。その男は頭部を別にすれば普通の人間のようにみえた。その頭部はイースター島の石像のそれのようだったのだ。彼のアゴは、ほとんど胸の中程にまで届こうかというぐらい長かった。

15マイルほど行ったところで、クルマは突然止まり、ライトも消えてしまった。デデウはその時、前方の道路上にひっくり返った大きなバスのようなもの――それは光っていた――があるのを見た。彼がもっとよく見ようと止まったクルマから出ていったところ、その「バス」はUFOだということが分かった。その物体は実際は地面の上を移動していて、窓からは白い光、真下には緑の光が見えた。

デデウが振り返ってクルマに戻ってくると、例のヒッチハイカーはいなくなっていた。助手席のドアは開いており、ハンドルは取り外されて床に落ちていた。それから物体が去って行くと、クルマは正常に動くようになった。デデウはそのヒッチハイカーがいないかと辺りをグルッと回ってみたが、彼は見つからなかった。近くにいた夜間警備員はのちに、その辺りに不思議な光が滞空していたことを証言した。

これと同様の「長いアゴ」をもつヒューマノイドは、UFOと関連するかたちでそれ以降7ヶ月間にわたってアルゼンチンで目撃された。また最近では1994年9月にも米国で目撃されている。

【ソース】
ジェーン・トーマス「宇宙から来たヒッチハイカー」=『フライング・ソーサー・レビュー』18,no.6(1972年11-12月)23-24p
「宇宙から来たヒッチハイカー 詳報」=『フライング・ソーサー・レビュー ケース・ヒストリーズ』補遺14(1973年4月)iiip


冷静に考えると「異常にアゴが長い男がヒッチハイクをしていた話」であって、必ずしもこの男とUFOに関係があったとは言えない。

しかし、掲載されているイラストを見ると、顔の長さは1.5フィート、つまり約45センチほどもあったようだ。日本人男性の顔の長さというのは、「日本人頭部寸法データベース2001」なるサイトをみると約23センチ。つまりこのアゴ男の顔の長さは、なんと通常の日本人の2倍もあったことになる!

ちなみに、顔の長さで知られるあのタレントの「なすび」=写真=でも、ググってみると顔の大きさは30センチで、アゴ男はこれをも軽々と上回る。となると伝説の巨人プロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントはどうだったのか知りたくなるところだが、残念ながら調べてみてもこの情報は得られなかった。

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ともかく、このアゴ男の顔のデカさはおそらくギネス級。となると、そうそう偶然が重なるとも思われず、直後に出現したUFOとコイツの間にはなんらかの関係アリと考えたくなる気持ちも分からんではない(参考までにギネスのサイトをチェックしてみたが、ザッとみたところ「世界で一番顔の長い男」という項目は見当たらなかった)。

この事件の名称が業界的にどういうことになっているかは知らんが、オレ的には「モアイ男事件」でいいと思う。続報を待ちたい(と無理な注文をして終わる)。


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UFO関係の書籍で『宇宙人大図鑑』(グリーンアロー出版社、1997年)というのがある。著者は中村省三という人で、オレの知る限りではむかし「UFOと宇宙」という雑誌の編集とかをやってた人で、つまりこの世界ではけっこうな顔役の一人である。

で、この人の『宇宙人大図鑑』というのは、UFOの乗員と思われるエイリアンの出現事例を世界各地から集め、それぞれについてエイリアンのイラスト付きでその概要を紹介するという、なかなかユニークな体裁の本である。もちろんそういう本があることは知っていたが、ま、オレもそれほど熱心なUFOマニアでもないので(笑)これまで何となく買わずにきたのだった。

宇宙人大図鑑 (グリーンアロー・グラフィティ)
中村 省三
グリーンアロー出版社
1997-02



ところが、こないだAmazonでたまたまこの本のレビューを読んでたら、この本は英語の『The Field Guide to Extraterrestrials』という本をパクったものだと書いてある! 調べたら刊行年は『宇宙人大図鑑』より1年はやい1996年。著者はPatrick Huyghe。イラストはHarry Trumbore である(なお、その後、オレが目にしたそのレビューはいつの間にか消失していた。なので改めてオレがこの話をレビューに書いておいた)。


もちろん『宇宙人大図鑑』の最後のところにも参考文献としてこの本の名前は書いてあるんだが、自称「UFO問題評論家」(笑)としては、この手の「ネタの無批判的移入」という問題は「日本のUFO研究とポスト・コロニアリズム」というオレの年来のテーマにもつながってくる重要なポイントである(なのかYO?)。

これはちゃんと確認せねばならんと思って、Abebooksで英国版の『The Field Guide to Extraterrestrials』(New English Library)を買ってみた。以下、この「パクリ疑惑」についてリポートしてみたい。

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さて、とりあえず両者を比較してみよう。

読者の参考のため、ここでは同じ事件を取り上げている両者のページを並べてみる。
(フラットベッドスキャナーで無理やり撮ったので見苦しいがそこは我慢せられよ)

p1

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ザッとみると、両者の構成はとてもよく似ていることがわかる。基本的に見開きの左ページに事件の概略、右ページにイラストが入る。

で、読者諸兄もすぐお感じになったと思うのだが、このイラスト、実に瓜二つである。『大図鑑』のイラストを描いたのは長谷川元太郎という、そこそこ名のある人だったらしく「それにしてはこの本のイラストは下手すぎ」などと言われてきたのだが、これはつまり「オリジナルのイラストを引き写して描いてください」みたいな注文を受けてしまったがゆえの悲劇だったのではないか。

ちなみに、いちいちお見せできないけれども両者で同じ事件を取り上げているバアイ、そのイラストはほとんど全部がソックリである。少なくともイラストについていえば『大図鑑』は『Guide』を完全にパクっている。

では文章はどうか、ということになるわけだが、例えばここに挙げた「ラーンゲナルゲン事件」では、内容はほとんどダブっている。必ずしも直訳しているわけではなく、構成し直しているあたりはそれなりの工夫もあるとは言える。控えめな言い方をすれば「全面的に依拠」って感じかナ。ちなみに両者でかぶった事例をザッと照らし合わせてみると、書いてある内容は相当に似ている(同じ事件だから似るだろうよ、という主張には一理あるにしても)。

そうそう、それからもう一つ、どっちの本もエイリアンの姿かたちを「ヒューマノイド」「アニマリアン(動物型)」「ロボット」「エキゾティック(異形型)」「アパレショナル(幽霊型)」などと分類しているのだが、こういう特殊な用語をなぜか両方とも採用している。オリジナルのアイデアだったら、少しはズレてくるんじゃねーかと思うんで、少なくともこの分類の枠組み自体は後発の『大図鑑』が丸パクリしているのだろう。

ちなみに、両者で取り上げている事件はどれだけダブっているのかを数字的に確かめてみると、以下のようになる。

『大図鑑』で扱ってる事件は68件。『Guide』は49件。
両方に載ってるのは37件で、『大図鑑』のみの事例が31件、『Guide』のみの事例は12件。


WS000319


これだけみると、「パクったにしても全体の半分ぐらいじゃん。ま、そんなに責めることもないんじゃネ?」的な言い方も不可能ではない。ただイラストについては全面依拠に近いワケだし、なかなか、それはどうなんだろうね。

もちろん、本の中では明記してなくても、この本の出版にあたっては『Guide』の著作権者に「かなりネタを使わせてもらいましたんでおカネのほうは支払わせてもらいますゼ」とかいってウラで話をつけた可能性もある。それだったら、外野でいろいろ言うのは野暮ということになるのかもしらんが、いやだがしかし、日本の読者の中には「おお、日本の研究者もなかなかイイ仕事してんじゃん!」とかいって喜んでた人もいたんではないか。としたら、ハッキリことわりもせずにかなりの程度パクってこういう本を作るのは読者への裏切りじゃねーか、という気もする。


もちろん昔は著作権という概念もハッキリ認知されてなかったろうから、テキトーに外国の本をパクってきたりしてたとしてもあんまり責めるベキではないのかもしれんが、ただオレがいつも言ってるように「横のモノを縦に直す」ばっかりでは進歩というものはなく、日本のユーフォロジーが「泣く」というものである。著名な研究家の方だろうが何だろうが、こっそりこういう仕事をするのは止めていただいて、今後は「出典」等をハッキリさせた仕事を心がけていただきたいものである。

なお、最後に『大図鑑』に掲載された事例の一覧表をつけておこう。

表中の「Guide頁」というのは、これに対応する記述がオレの持ってるNew English Library版『The Feild Guide to Extraterrestrials』だと何ページに載ってるかを示したものである。ちなみに『大図鑑』のほうは、原著には出てこないけれども有名な「アダムスキー」事案だとか「パプアニューギニア事件」「ソッコロ事件」とか、あるいはオレの好きな「イーグルリバー事件」とかを独自に採り入れてたりするし、そういう啓蒙的な姿勢は良かったんだけどね、と評価してあげたい気がないでもない。

あと、念の為いっとくと、原著はエイリアンの形態分類別に編集してるが、『大図鑑』のほうが時代順に事例を並べてるところは違います。




  日時 場所 事件名 形態 Guide頁
1 1947/7/4 米・ニューメキシコ州ロズウェル ロズウェル事件 ヒューマノイド小人型 22
2 1947/7/23 ブラジル・パラナ州ゴイオ・バング ヒギンズ事件 ヒューマノイド巨人型  
3 1947/8/14 イタリア・フリウリ県カルニ ヨハニス事件 ヒューマノイド小人型 38
4 1951/9/24 米・イリノイ州オーランド・パーク オーランド・パーク事件 アニマリアン両生類型 86
5 1952/9/12 米・ウェストバージニア州 フラットウッズ事件 エキゾティック モンスター 56
6 1952/11/20 米・カリフォルニア アダムスキー事件 ヒューマノイド人間型  
7 1954/9/10 仏・カルーブル デワイルド事件 タイプ3 ロボット 104
8 1954/11/1 伊・チェンニーナ チェンニーナ事件 ヒューマノイド小人型 24
9 1954/11/28 ベネズエラ・ペタレ ペタレ事件 アニマリアン 多毛哺乳類型 74
10 1955/5/25 米・オハイオ州ブランチヒル ブランチヒル事件 エキゾティック 異形型  
11 1955/8/21 米・ケンタッキー州ホプキンスビル ホプキンスビル事件 エキゾティック 84
12 1955/8/22 米・カリフォルニア州リバーサイド リバーサイド事件 アパリショナル 幽霊型 120
13 1957/11/6 米・ニュージャージー州エベリッツタウン エベリッツタウン事件 ヒューマノイド小人型  
14 1957/12/15  *注 ブラジル・ミナスジェライス州サンフランシスコ・デ・サレス ビリャス=ボアス事件 ヒューマノイド人間型 28
15 1957/12/16 米・コネチカット州オールド・セイブルック オールド・セイブルック事件 エキゾティック 106
16 1956/1 米・ニューヨーク州ナイアガラ・フォールズ ナイアガラ・フォールズ事件 アニマリアン 哺乳類型 76
17 1958/12/20 スウェーデン・クリスチャンスタッド ドメステン ドメステン事件 エキゾティック ゼリー状生物 116
18 1959/6/26-27 パプアニューギニア・ボイアナイ パプアニューギニア事件 ヒューマノイド人間型  
19 1961/4/18 米・ウィスコンシン州イーグル・リバー イーグル・リバー事件 ヒューマノイド人間型  
20 1961/9/19 米・ニューハンプシャー州ポーツマス ヒル夫妻事件 ヒューマノイド人間型 30
21 1963/8/28 ブラジル・ミナスジェライス州ベロ・オリゾンテ ベロ・オリゾンテ事件 ヒューマノイド巨人型 54
22 1963/11/16 イングランド・ケント州サンドリング・パーク サンドリング・パーク事件 アニマリアン 鳥類型 94
23 1964/4/24 米・ニューメキシコ州ソッコロ ソッコロ事件 ヒューマノイド人間型  
24 1964/9/4-5 米・カリフォルニア州シスコ・グローブ シスコ・グローブ事件 ヒューマノイド人間型&タイプ3 ロボット  
25 1965/3/3 米・フロリダ州ブルックスビル リーブズ事件 ヒューマノイド人間型  
26 1965/7/1 フランス・バレンソール バレンソール事件 ヒューマノイド小人型  
27 1965/10/23 米・ミネソタ州ロング・プレイリー ロング・プレイリー事件 タイプ3 ロボット 100
28 1966-67 米・ウェストバージニア州ポイントプレザント ポイント・プレザント事件 アニマリアン 鳥類型  
29 1967/1/25 米・マサチューセッツ州サウス・アシュバーンハム アンドレアソン事件 ヒューマノイド小人型 88
30 1967/2/14 米・ミズーリ州ミラー郡 ミラー郡事件 タイプ3 ロボット  
31 1967/12/3 米・ネブラスカ州アシュランド シャーマー事件 ヒューマノイド人間型 20
32 1968/7/31 レユニオン島カフレ平原 レユニオン島事件 ヒューマノイド小人型 40
33 1969/5/4 ブラジル・ミナスジェライス州ベベドゥロ ベベドゥロ事件 ヒューマノイド 小人型と人間型 44
34 1970/1/7 フィンランド・イムヤルビ イムヤルビ事件 ヒューマノイド小人型 48
35 1970/8/19 マレーシア・ペナン島ブキット・ムルタヤム地区 ブキット事件 ヒューマノイド小人型 50
36 1971/8/17 米・カリフォルニア州パロスベルデス・エステーツ ダップル・グレイ・レーン事件 エキゾティック 114
37 1972/11/26 米・カリフォルニア州カッチェ・クリーク ケンドール事件 エキゾティック&ヒューマノイド人間型  
38 1972/10/11 米・パスカグーラ事件 パスカグーラ事件 タイプ3 ロボット 60
39 1973/10/25 米・ペンシルバニア州グリーンズバーグ グリーンズバーグ事件 アニマリアン 多毛哺乳類型 70
40 1973/11/10 オランダ・ユードン ユードン事件 ヒューマノイド小人型  
41 1973/12 ベルギー・ビルボルド ビルボルド事件 ヒューマノイド小人型  
42 1974/1/7 ベルギー・ワルヌトン ワルヌトン事件 タイプ3 ロボット  
43 1974/10/25 米・ワイオミング州ローリンズ ヒグドン事件 エキゾティック&ヒューマノイド人間型 64
44 1974/12/2 米・ウィスコンシン州フレドリック フレドリック事件 アニマリアン 多毛哺乳類型 78
45 1975/1/4 アルゼンチン・バイアブランカ バイアブランカ事件 エキゾティック  
46 1975/10/27 米・メーン州オックスフォード オックスフォード事件 ヒューマノイド小人型  
47 1975/11/5 米・アリゾナ州アパッチ・シトグリーブス ウォルトン事件 ヒューマノイド人間型  
48 1976/11/12 スペイン・タラベラ・ラ・レアル タラベラ事件 アパリショナル 幽霊型 118
49 1977/2/24 ドイツ・バーゲン・ビュルテンベルグ州ラーンゲナルゲン ラーンゲナルゲン事件 ヒューマノイド小人型 42
50 1977/9/15 ブラジル・リオデジャネイロ・パシエンシア パシエンシア事件 タイプ3 ロボット 108
51 1977/7/12 プエルトリコ・ケブラディラス ケブラディラス事件 アニマリアン 哺乳類型  
52 1978/5/10 ポーランド・エミルシン エミルシン事件 ヒューマノイド人間型  
53 1978/12/6 伊・トッリーリャ トッリーリャ事件 エキゾティック 80
54 1979/1/4 イギリス・ブルーストンウォーク ブルーストーンウォーク事件 アパリショナル 妖精型 92
55 1979/7/25 スペイン・ツリス ツリス事件 ヒューマノイド小人型 46
56 1979/9/25 米・アリゾナ州マラナ チャーコン事件 アパリショナル  
57 1980/11/13 イギリス・バーンサイド バーンサイド事件 ヒューマノイド人間型  
58 1982/3/22 米・バージニア州オーガスタ オーガスタ事件 ヒューマノイド人間型  
59 1983/4/30 フランス・ソスペル ソスペル事件 ヒューマノイド人間型  
60 1983/7 米・ミズーリ州マウント・バーノン マウント・バーノン事件 アニマリアン爬虫類型 82
61 1987/12/12 フランス・マルベシ マルベシ事件 ヒューマノイド小人型&人間型  
62 1988/5/13 プエルトリコ・オルミゲロス オルミゲロス事件 ヒューマノイド小人型&人間型  
63 1989/9/27 ロシア・ボロネジ ボロネジ事件 ヒューマノイド巨人型&タイプ3 ロボット 52
64 1990/8/31 プエルトリコ・ラグーナ・カルタヘナ ラグーナ・カルタヘナ事件 ヒューマノイド小人型  
65 1991/8 プエルトリコ・マグアヨ マグアヨ事件 ヒューマノイド小人型  
66 1993/6 イスラエル・カディマ カディマ事件 ヒューマノイド巨人型  
67 1993/8/8 オーストラリア・ビクトリア州ベルグラープ ベルグラーブ事件 アパリショナル 62
68 1996/1/20 ブラジル・ミナス・ジェライス州バルジーニャ バルジーニャ事件 ヒューマノイド小人型  

*注:『大図鑑』ではビリャス=ボアス事件は12月に起こったことになってるが、これは10月のハズである。『Guide』のほうもそうなっている。

そうそう、『The Feild Guide to Extraterrestrials』だけ取り上げてた12件ってナニよ?という疑問もあるかと思い、そちらも一覧表にしてみました。以下を参照されたし。
(関連記事→こちらへ。下記の表にも出てくる1972年8月のブエノスアイスの事件について書いてます)


【参考】「Guide」のみ掲載の事例(洋数字は掲載頁)
1896/11/25 米・カリフォルニア州ロディ  66 ヒューマノイド
1951/5/15 オーストリア・ザルツブルグ  34 ヒューマノイド 小人型
1951/7   110 ロボット
1967/11/2 米・アイダホ州リリー 36 ヒューマノイド 小人型
1972/8/26 米・メイン州アラガシュ・ウォーターウェイ 32 ヒューマノイド 小人型
1972/8/28 アルゼンチン・ブエノスアイレス 26 ヒューマノイド人間型
1973or74 米・メリーランド州クックスビル 90 アニマリアン 昆虫型
1974/10/27 イングランド・エセックス州アヴェリー 72 アニマリアン 多毛哺乳類型
1975夏 米・コロラド州ラ・フンタ 18 ヒューマノイド人間型
1977/1/27 米・ケンタッキー州プロスペクト 102 ロボット
1979/11/9 スコットランド・ロージアン・リビングストン 98 ロボット
1986/5/29 アルゼンチン・ラパンパ・サンタローザ 58 ヒューマノイド巨人型

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